看護師が年収1000万円を稼ぐ具体的な方法を紹介します!

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厚生労働省の令和3年賃金構造基本統計調査によれば、看護師の平均年収は498.6万円です。

自分のような平凡な看護師では年収1000万は一生縁がないのかなとため息をつく人もいれば、看護師だけど年収1000万円を稼ぎたい、でもどうすればいいのかわからないという人もいるでしょう。

看護師でも年収1000万を稼ぐことはできます。

具体的な方法とそのためのスキルを身に着けて、地道に努力をすれば、誰だって年収1000万円を実現可能です。

この記事では看護師で年収1000万を稼ぐための具体的な方法と、年収1000万を稼ぐために今日からすぐできることを紹介しています。

目次

看護師も年収1000万を稼ぐことができる

看護師でも年収1000万円を稼ぐことができます。

もちろんかんたんではありませんし、行動することもスキルも必要です。

しかし看護師で年収1000万円を稼ぐことは、けして難しい夢ではないのです。

看護師長になったら年収1000万を稼げる?

看護師で高年収をイメージすると、まずは病棟師長の役職を思い浮かべる人が多いと思います。

結論からいえば、病棟師長レベルでは年収1000万円を稼ぐのは不可能です。

日本看護協会「2012年 病院勤務の看護職の賃金に関する調査」によると、看護師長の平均年収は624万2,410円となっています。

もちろん地域や病院によって年収の差はあります。

しかし全国の看護師長の平均年収から考えて、病棟師長レベルで年収1000万を超すケースは、ごく一部の病院のみと言えるでしょう。

特定認定看護師・専門看護師資格取得者は年収1000万円を稼げる?

特定認定看護師や専門看護師資格を取得しただけでは、看護師で年収1000万円を稼ぐことはできません。

現状、多くの病院では特定認定看護師や専門看護師資格を取得しても、給与には反映されていません。

しかし年収1000万を稼ぐために特定認定看護師や専門看護師資格を取得することは無意味なのかといえば、そうとは言えません。

資格取得後すぐに給与には反映されませんが、資格を取得していることで、いずれ病院の上層部に昇進できる可能性は上がります。

また高年収を目指して転職する際には、好条件での転職がスムーズに進む可能性があります。

開業助産師は年収1000万を稼げる?

分娩介助も取り扱う開業助産師ならば、年収1000万円を稼げる可能性はあります。

実際に分娩施設を持つ開業助産院の中には、年収1000万円を超す助産師もいるはずです。

しかし母乳外来や子育て相談がメインの助産院では、年収1000万は相当厳しいものがあります。

助産院のケア代金はそれぞれですが、平均として1回の相談料は3,500円~5,000円程度です。

1回5,000円で週に5日、1日8人のケアをしたとして、月収は800,000万。

年収にすると9,600,000円になりますが、実際にはこれだけのケア数を維持し続けるのは厳しいです。

助産師本人の体力の問題もあります。

毎日8人もの産後のママが来院するとは限りません。

集客力や経営能力に長ける助産師ならば、母乳専門でも年収1000万円を超えることが可能かもしれませんが、厳しい道だと言わざるを得ません。

看護師が年収1000万を稼ぐための6つの具体的方法

ここからは看護師が年収1000万円を稼ぐための具体的な方法を6つ紹介します。

美容系クリニックへ転職する

看護師が年収1000万を稼ぐ方法の1つ目は、美容系クリニックへの転職です。

美容系クリニックとは具体的には、美容整形外科や美容皮膚科、医療脱毛クリニックがあります。

実際に美容クリニックに転職した看護師の中には、年収1000万を越えた人も多くいます。

美容クリニックの看護師の年収が高い理由は以下の3点です。

  • 自由診療なのでクリニックそのものが儲かっている。そのため看護師の給料にも還元されている。
  • 化粧品の販売やエステ、美容レーザーなどの販売ノルマがある。売れば売るほどインセンティブ(成果報酬)がもらえる。
  • 美容クリニックでは施術の担当看護師を指名できる「指名制」があり、人気看護師となるとインセンティブがもらえる

美容クリニックの看護師の年収はインセンティブの比重が大きめで、ただ転職をするだけでは年収1000万円は超えられません。

年収1000万超えの看護師を目指すなら、営業スキルや丁寧なカウンセリング力を磨きましょう。

また年収1000万円を稼ぐためには高インセンティブの美容系クリニックを選んで転職をすることも大切なポイントです。

看護部長になる

一般病院勤務の看護師でも、看護部長や副院長に昇進すれば年収1000万を稼ぐことが可能です。

最近では看護部長として実績を積むと、さらに昇進して看護部長から副院長になれる病院も増えてきています。

明確な基準はありませんが、一般的には看護部長になるには看護師としての経験が25年ほど必要とされています。

四年生大学を卒業して22歳で就職をした場合、最短で47歳で看護部長に昇進できます。

院内の全看護師のうち看護部長になれるのはたったひとりだけ。

本気で看護部長を目指すなら、今日からできることはたくさんあります。

日々の業務に熱心に取り組むことはもちろんですが、看護部長は管理職です。

人材をどう扱うか、どうマネジメントするかが問われるポジションです。

仕事ができても自己主張が激しかったり、同僚から嫌われるような人柄では看護部長にはなれません。

若いうちから人材管理やマネジメント力を発揮するとすれば、まずはプリセプターやリーダー業務からです。

「いずれ看護部長になるには」を常に意識して、日々の業務に向き合ってみてください。

訪問看護ステーションの経営者兼管理者となる

訪問看護ステーションを自身で立ち上げて管理者となることで、看護師でも年収1000万円を稼ぐことが可能です。

看護師、保健師の資格があれば訪問看護ステーションの立ち上げができます。

訪問看護ステーションの立ち上げに際して、訪問看護の経験の有無は問われません。

しかし訪問看護ステーションの業務は、病院とは異なる部分は多々あります。

訪問看護ステーション立ち上げを考えるならば、数年は訪問看護の経験を積んでおくと良いでしょう。

また訪問看護ステーションを立ち上げる際には、人を雇うことも必要です。

今のうちから人脈を広げておくこともおすすめします。

看護師の資格を活かして起業する

看護師の資格を活かして起業をし、年収1000万円をめざす道も良いでしょう。

看護師や助産師の資格を活かして起業をしている例は多くあります。

  • 助産師の資格を生かして産前産後の骨盤ベルトの開発、販売、セミナー運営
  • 看護師の資格を生かして患者とITを活用した患者と看護師のコミュニケーションツールを開発。多くの病院で導入実績あり
  • 小児看護師の経験を生かしてベビーシッター会社を起業

もちろん起業したからといって、すぐに年収1000万を稼げるわけではありません。

しかし軌道に乗せることさえできれば、起業家の年収には天井がありません。

自分のアイディアや営業力次第では、収入がどんどんと上がる可能性は大いにあります。

ちなみに私は助産師としてメルマガやブログの利用し、産後のママ向けの教材を1か月で100万円売り上げた経験があります。

私は年収1000万には遠く及びませんでしたが、自身の経験から考えて、やり方次第でいくらでも年収が上がるのが起業のメリットだと思っています。

売れる商品を作り、売るためのスキルを身につければ、誰だって年収1000万円を稼ぐことができます。

高年収の一般企業に転職する

看護師が年収1000万円を稼ぐには、年収の高い一般企業への転職も視野にいれましょう。

看護師の資格を活かして転職するなら、フィールドナースや治験コーディネーターがおすすめです。

フィールドナースは、ひとことで言えば医療機器メーカーの営業やデモンストレーション業務を行う看護師です。

治験コーディネーターとは新薬開発の際の治験に携わるスタッフです。

治験コーディネーターの仕事については、リジキャリ内でも触れています。

このふたつの職業についてはインセンティブ制度という成果報酬が加算されることが多く、自分の仕事の成績が即年収に反映されるため、年収がアップしやすい職種です。

年収1000万円を稼ぐのであれば、外資系の医療機器メーカーや治験施設支援機関(SMO)にフィールドナースや治験コーディネーターとして勤務することをおすすめします。

もちろん看護師とは関係のない、年収の高い一般企業への転職するのも良いでしょう。

副業・投資をする

看護師が年収1000万を稼ぐ方法には副業や投資もおすすめです。

投資はハイリスクハイリターン。

やり方次第で大きく儲けることもできますが、リスクも大きいのが投資です。

年収1000万を稼ぐつもりが逆に大ソンという結果にならないよう、しっかり学んだうえで、まずは少額から始めましょう。

今の看護師の年収にプラスして、コツコツと年収1000万円をめざすなら副業もおすすめです。

儲かる副業には、以下の種類があります。

  • ブログを収益化するアフィリエイトやGoogleアドセンス
  • 商品を自分で仕入れてオークションやフリマサイトで販売するせどりビジネス
  • 看護師(助産師)YouTuberとなって動画収入を得る

どれも最初から大きな収入は得られにくいかもしれません。

しかしコツコツと続けることで大きな収入を生み出し、年収1000万もけして不可能ではありません。

いつの間にか副業が本業となるかもしれません。

もしこのような副業を始めて目にしたならば、ぜひ検索をしてみてください。

成功例が多数出てきます。

看護師で年収1000万を稼ぐために身に着けておくべきスキル4点

看護師で年収1000万円を稼ぐために身に着けておくべきスキルを紹介します。

認定看護管理者試験を受ける

将来的に訪問看護ステーションの管理者や看護部長や副院長を目指すのであれば、認定看護管理者試験に合格しておきましょう。

認定看護管理者試験とは、日本看護協会の定める看護師のマネジメント資格です。

ファーストレベルからサードレベルまであります。

看護部長や副院長レベルまで昇り詰めるのならば、最高位であるサードレベルの取得が必要です。

認定看護管理者試験を受けるには所定のカリキュラムに沿った講座を受講しなければいけません。

ファーストレベル講座は実務経験5年以上から受講が可能ですので、20代の看護師でも受講できます。

管理職となって年収1000万を稼ぎたい看護師は、ぜひ受講しておきましょう。

英語力をビジネスレベルまで上げる

外資系の医療メーカーはSMOでは、年収1000万円を稼ぐ看護師も珍しくありません。

年収1000万を稼ぐ看護師になるには、外資系企業がおすすめです。

しかし外資系の医療メーカーに転職するにはビジネスレベルの英会話スキルが求められます。

転職までの間にしっかりと英会話を身に着けておきましょう。

営業スキルを磨く

特にフィールドナースを目指す人や起業したい人は、営業スキルを磨いておく必要があります。

営業スキルとは具体的に言えば、以下の4点です。

  • コミュニケーション・人間関係の調整力
  • プレゼンテーションスキル
  • 傾聴力
  • 問題の発見・分析能力

もちろん他にもさまざまありますが、この4点が基本です。

もともと本人が持つ素質も影響します。

しかしスクールで学んだり、意識してスキルを活用することで後天的に伸ばしていくこともできます。

テレビショッピングや通販サイトには「売るスキル」が満載。

売れている商品のサイトを見て、なぜこれは売れるのかを考えてみることもおすすめです。

またネットショッピングでつい自分が買ってしまったアイテムや、興味を持った商品は、なぜそれが魅力的に見えたのかを考えてみるのも勉強になります。

今日からでもできることなので、ぜひ考えてみてください。

マーケティング・集客・販売を学ぶ

起業をして年収1000万を稼ぐことを考えているなら、まずは売れるアイテムやサービスを考える必要があります。

どんなに自分はこれが必要だと感じていても、それが世の中にとって必要なものでなければいつまでたっても売れません。

  • 世の中が必要としている商品やサービスは何か
  • 自分の商品やサービスはどんな人のどんな悩みを解決できる商品なのか
  • どのようにして商品やサービスが売るのか
  • どうしたら自分の商品やサービスが魅力的に見えるのか

起業をするなら、以上の点を常に考えていかなければいけません。

フィールドナースなどの営業職と起業家が異なる点は、起業家は売るものを自分で作らないといけないという点。

起業をするには世の中が何を求めているのか、自分は何を提供できるのかを考えていく必要があります。

高額なビジネススクールもありますが、お住まいの地域の商工会のビジネススクールもおすすめです。

非常に低価格ながら、非常に学びが深い講座が受講できます。

商工会の会員でなくても参加できることが多いので、お近くの商工会に尋ねてみても良いでしょう。

最速で看護師が年収1000万円を稼ぐために今すぐできること

看護師でも年収1000万円を稼げます。

もちろんかんたんなことではありませんが、まずはやる気とスキルを身に着けてコツコツと進めていけば、いつかは看護師でも年収1000万に手が届きます。

リジキャリは医療職の一般職への転職を支援する転職エージェントです。

一般職へと転職して年収1000万をめざしたい看護師におすすめのサービスです。

看護師の就職面接と一般職への就職面接には、大きな違いがあります。

看護師から一般職への転職にはコツも必要です。

その違いやコツを知って対策しなければ、どれだけ優秀なスキルがあっても転職成功への道は遠くなってしまいます。

リジキャリのキャリアアドバイザーは看護師から一般職への転職のプロ。

自力でがんばるより、はるかに最短で一般職への転職、年収1000万円の道が開けてきます。

行動した人だけに年収1000万の道は開かれます。

一般職への転職で年収1000万をめざすなら、ぜひリジキャリを活用してくださいね。

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この記事を書いた人

川口晴美 川口晴美 助産師/ライター

1カ月の半分を開業助産師、半分はライターとして仕事をする助産師Wワーカー。
自身も病院で働くビジョンが見えないまま、病棟勤務をしていた経験あり。
リジキャリライターとして、病院以外の企業で働きたい、Wワーク・副業をしたい医療従事者の背中を押したいと考えている。

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