新人の看護師なのにうつに…うつになった新人看護師のその後

新人の看護師でうつになりそうだと悩んでいる方や、実際うつになって休職中という方もいらっしゃると思います。

新人の看護師でうつになってしまった人は、これからも看護師としてやっていけるのだろうか、1年未満で退職して次の就職先は見つかるだろうか。

そんな不安を抱いている人は少なくないですよね。

私自身、新人でうつになった看護師です。

大丈夫、新人の時期にうつになってしまっても再就職は可能です。

うつの新人の看護師の復職や転職など、その後の働き方を、私の経験も踏まえて紹介します。

目次

新人の看護師のうつでの休職・退職は少なくない

新人の看護師なのにうつになってしまったとき、同期の新人は乗り越えているのにどうして自分は乗り越えられないのだろう…と自分を責めたりしていませんか。

看護協会の2021年調査「2020年度 病床規模別看護職員離職率」によると、新人の看護師の離職率は8.2%となっています。

100人の新人の看護師がいれば、8人は1年未満で退職をしているということになります。

実際に退職した人が100人いれば8人という結果なので、休職の新人の看護師も含めればもっとたくさんの人数となるでしょう。

厚生労働省の「新人看護職員研修の現状について」の調査によれば、新人の看護師の離職の上位理由は以下の通りです。

現代の若者の精神的な未熟さや弱さ

基礎教育終了時点の能力と現場で求める能力とのギャップが大きい

看護職員に従来より高い能力が求められるようになってきている

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/dl/s0430-7b.pdf

この調査結果から、メンタルヘルスを理由として離職する新人の看護師はとても多いことが分かります。

世の中にはうつになる新人の看護師はたくさんいます。

この記事を書いている私も、新人の時期にうつになった看護師のひとりなのです。

引け目に思ったり、自分はもう看護師としては終わりだと悲観しなくても大丈夫。

自分がうつかもと感じたら、必要に応じて受診をして休職することも必要です。

今は心身ともにゆっくり休ませることが、何より大切なことですよ。

「せっかく看護師になったのに、新人の時期からうつになってしまってこの先どうなるの?」

そんな不安も大きいと思いますが、大丈夫。

道はちゃんと開けてきます。

新人の看護師がうつになったら復職する?転職する?

新人の看護師なのにうつになってしまったら、同じ職場に復職するか、転職をするのか悩みますよね。

もうこの病院では働くのは難しいと感じるなら、退職して転職することを検討しても良いでしょう。

うつを理由に1年未満で退職したとしても、次の就職先の病院は必ず見つかります。

うつになった看護師にとっては、働く環境を変えることは大切なことです。

しかし多くの新人の看護師は「まだ1年も働いていないのに退職しても良いのだろうか」と悩む人が多いはず。

退職することに迷いがあるなら、病棟異動を申し出たうえで復職することをおすすめします。

でも新人の看護師である自分から勤務異動を申し出るのは勇気が必要…。

そう思う新人の看護師は、異動の指示がある診断書を主治医に書いてもらうとスムーズです。

同じ病院であっても、病棟それぞれで人間関係も雰囲気も全く違います。

「ここで無理なら、どこに行っても無理」という言葉は必ずしも真実ではありません。

病棟異動をするだけで、仕事も人間関係もスムーズに進むことは本当によくあること。

これは、新人看護師時代にうつになった経験のある私の実体験から言えることです。

私自身も新人でうつになり、6か月休職したのち、部署異動をすることでスムーズに復職が進みました。

新人の看護師がうつで退職後は転職は難しい?

新人の看護師がうつで退職しても、転職・再就職は可能です。

他の職種と比べれば求人数も豊富なので、うつで退職の経歴があっても、比較的容易に転職できるのです。

1、2回は不採用となっても、何か月も転職が決まらないという事態にはならないので大丈夫。

「まともに働いていない新人の看護師だから、技術的な問題も心配」という思いもあるでしょう。

それも転職の方法を工夫すれば、大きな問題とはなりません。

現在ではメンタルヘルスは社会問題となりつつあります。

メンタルヘルスの問題で退職することは当然あり得る、という認識で面接を行う企業も増えています。

うつが原因で1年未満で退職したとしても、転職が大きく不利となることはないので安心してくださいね。

ただし、転職先の病院選びは慎重に行いましょう。

自分に合った雰囲気の病院なのか、看護師が定着しない悪い評判はないかを入念にリサーチをすることは大切。

新人の看護師でうつで退職してしまった場合でも再就職は必ずできます。

でもそれは、心身の健康を取り戻してこそ。

うつで退職をしたら、まずは療養につとめましょう。

心身ともに元気な状態で転職活動を行いましょうね。

新人の看護師のうつで復職後の転職成功術!

新人の看護師でうつになり、転職を決めた場合の成功術を紹介します。

自分に合った病院を選ぶ

うつで退職した新人の看護師が転職先を選ぶ場合、次の就職先として自分に合う病院を選ぶことは何より重要です。

自分に合わない病院を選ぶことでうつが再発する可能性もあります。

勤務体制や休日・給与など福利厚生はもちろん、急性期なのか慢性期の病院なのかも事前にリサーチしておきましょう。

急性期病棟は忙しいため、新人の指導に時間がかけられないことも多く、残業も増えがち。

慢性期病棟はやや穏やかな環境で、わからないことを質問しやすい環境です。

急性期を経験しないと一人前じゃないという意見に惑わされず、自分に合う環境はどこかを考えましょう。

どの病棟であっても、ひと通りの看護技術を学ぶことはできます。

「慢性期病棟の経験だけだと、仕事ができない看護師になる」などということはまったくないので、安心してくださいね。

4月入職の新卒採用を目指す

新人の看護師でうつで退職したあと、再就職先を探す際は、4月の新卒の採用枠での就職を目指しましょう。

4月の採用枠の場合、職歴ありの看護師でも新人研修を受けることを義務付けている病院も多いです。

新人でうつになって退職した看護師の場合、基礎看護技術に不安がある人も多いですよね。

4月の採用枠を目指すと、採用率も高いですし、看護技術研修も受けることができます。

既卒者であっても、プリセプターがつく病院もあります。

ぜひ、4月の新卒者採用と同じ枠での就職を目指しましょう。

年度途中の採用は、経験者や即戦力を求めています。

新人の時期にうつになってしまった看護師では採用されない可能性が高いです。

年度途中採用の場合、新入職者指導も充実していないため、避けた方が良いでしょう。

志望動機を明確にしておく

新人の看護師がうつで退職したあとの再就職面接の際には、志望動機を明確にしておきましょう。

もしかしたら退職理由を聞かれることもあるかもしれません。

その際にはごまかしたりはせず、退職理由はうつが原因だと正直に伝えましょう。

そのうえで、今の病院を志望する理由を明確に述べましょう。

過去がどうあれ、採用担当者はやる気や熱意のある看護師を採用したいもの。

どうしてもこの病院で働きたいという熱意が伝われば、うつの既往があっても採用率は上がります。

転職エージェントを利用する

新人の看護師がうつになり、転職を検討している際には、転職エージェントの利用もおすすめ。

転職エージェントは求職者の転職がスムーズに進むように支援するのが仕事。

担当のキャリアアドバイザーとの面談の中で強みやアピールポイントを確認しながら、合いそうな病院を紹介してくれます。

実際に面接を受ける病院が決まったら、採用率が上がる履歴書の書き方や面接対策のアドバイスもあります。

新人の看護師時代にうつの既往があったことも、面接先の病院にあらかじめ伝えておいてくれることも。

1年未満で退職した経歴は、どうしてもネガティブになりがち。

他の求職者と比べるとハンデとなってしまうこともあります。

だからこそ転職エージェントという転職のプロの手を借りて、再就職を成功させましょう。

新人の看護師でうつになったとしても大丈夫

新人の看護師でうつになると、落ちこんだり、自分を責めたり、将来が不安になったりしますよね。

私もそうでした。

新人の看護師でうつになったからと言って、看護師として再起不能というわけではありません。

私のように部署異動をして復職ができた看護師もいます。

退職して、別の病院に再就職をすることで立ち直れた人もいます。

もちろん看護とは全く別の仕事に就いた人もいます。

自分が悪いからうつになったのではなく、働く環境に原因があってうつになることも多いです。

新人の看護師でうつになった、なんか最近うつっぽいなと感じる新人の看護師さんは、まずは心身を休めてください。

うつでつらいという新人の看護師はたくさんいます。

けして恥ずかしい経験でも、ダメな自分でもないから大丈夫。

同じ立場の先輩の看護師として応援しています!

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この記事を書いた人

川口晴美 川口晴美 助産師/ライター

1カ月の半分を開業助産師、半分はライターとして仕事をする助産師Wワーカー。
自身も病院で働くビジョンが見えないまま、病棟勤務をしていた経験あり。
リジキャリライターとして、病院以外の企業で働きたい、Wワーク・副業をしたい医療従事者の背中を押したいと考えている。

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