看護師は転職を繰り返すと不利になる?就職への影響を解説

「転職を繰り返している看護師は採用されにくい?」

「転職回数が多いことを面接で指摘されたらどうしよう…」

このように考えたことはありませんか?


看護師業界では、転職をする人は珍しくありません。

中には複数回の転職経験があるという人も少なくないでしょう。

しかし、短期間で転職を繰り返していると再就職で不利になるケースもあるので、事前に対策をしておくことが重要です。

この記事でわかること
  • 転職回数の多い看護師は採用されにくいのか
  • 看護師が転職を繰り返す原因
  • 転職回数を指摘されたときの対処法
  • 失敗しない転職のポイント

今回は、転職を繰り返している看護師の就職の影響について解説していきます。

目次

転職回数の多い看護師は採用されにくい?

看護師は比較的転職の多い職業だと言われていますが、実際はどうなのでしょうか。

厚生労働省の看護職員就業状況等実態調査結果(平成22年~23年)によると、看護師がこれまでに勤務先を退職した回数は下記の通りです。

退職回数回答数(人)割合(%)
0回7,86145.2
1回4,17424.0
2回2,45314.1
3回1,3827.9
4回6393.7
5回以上5973.4
無回答2781.6
これまでに勤務先を退職した回数(看護職員として就業している者)

0回が45.2%と最も多いものの、1回以上と回答している割合は53.1%と半数を超えています。

このことから、看護師の半数は退職や転職を経験したことがあるとわかります。


では、転職を繰り返している場合にはどのような影響があるのでしょうか。

一般的には、下記のようなイメージを抱かれてしまう可能性があるでしょう。

  • またすぐに辞めてしまうのではないか
  • 責任感がないのではないか
  • 協調性がないのではないか
  • 知識や経験が不足しているのではないか

しかし、転職回数が多いからといって、必ずしも転職活動で不利になるとは限りません。

詳しく見ていきましょう。

ひとつの職場に長く勤務していれば不利になりづらい

転職回数が多くても、勤務した期間が長ければ不利にはなりづらいです。

数か月単位で転職を繰り返していてはマイナスなイメージを持たれてしまいますが、ひとつの職場で3年以上働いていたのであれば、転職回数の多さもカバーできるでしょう。

面接では、それぞれの職場で経験したことや身につけたスキルなどをアピールしましょう。

年齢や経験年数にも影響される

ある程度のキャリアがあれば、転職回数が多くても問題ないことが多いです。

例えば、3回の転職歴があるとします。

同じ3回でも、その人が20代なのか40代なのか、また3年目なのか10年目なのかで印象は大きく違ってきますよね。

そのため、年齢や経験年数などを踏まえたうえで面接対策を行うといいでしょう。

回数より経歴や転職理由を重視されることも

採用担当者としては、やはり長期的に勤務してもらえる看護師を求めています。

しかし、転職回数が多いことよりも、経歴や転職に至った理由を重視される場合もあります。

経歴に一貫性がないと「ただ単に飽きっぽいのでは?」と思われてしまったり、どの分野も中途半端であるという印象を与えてしまうことも。

また、転職理由については、ネガティブな理由ばかりを述べたり、人のせいにするような発言をしていては良い印象は持たれません。

嘘をつく必要はありませんが、できるだけ前向きな理由に変換するといいでしょう。

看護師が転職を繰り返す原因は?

転職回数の多い看護師は、そもそもなぜ転職を繰り返してしまうのでしょうか。

看護師が転職を繰り返す主な原因は、次の通りです。

  • 転職理由が曖昧
  • 自己分析ができていない
  • 情報収集が不十分

ひとつずつ見ていきましょう。

転職理由が曖昧

「なぜ転職したいのか」「転職先に何を求めるのか」といった点が曖昧だと、なかなか転職はうまくいきません。

その結果、何度も転職を繰り返してしまうことにつながってしまうのです。

例えば、プライベートを優先したいなら「土日休み、有給を取りやすい、残業が少ない」、給与を重視したいなら「現在の職場より給与や賞与が高い、手当が充実している」といったように、転職先に求める条件を明らかにしましょう。

ただし、希望条件をすべて満たす求人を見つけることは難しいでしょう。

自分の中でここだけは譲れないというポイントを決めて、優先順位をつけておくことをおすすめします。

自己分析ができていない

自己分析とは、自分の思考やこれまでの経験を整理し、スキルや強み・弱み、価値観、今後どうなりたいかなどを客観的に分析することです。

簡単に言うと、自分自身を把握するための作業です。

転職活動における自己分析は、転職の軸となる部分を決めるために必要となります。

分析と言うと少々ハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、それほど難しく考えず、これまでに得たスキルや転職先に求めることなどを紙に書き出してみるだけでも十分です。

言語化することで思考の整理にもなるので、ぜひやってみてくださいね。

情報収集が不十分

情報収集が十分にできていないと、転職後のミスマッチにつながってしまいます。

いざ転職してから「こんなはずではなかった…」とならないように、事前に転職先の情報収集をしっかりと行うことが重要です。

自分だけで情報を得ることが難しい場合には、転職エージェントを利用してみてもいいでしょう。

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転職回数を指摘されたときの対処法

書類選考を無事に通過しても、面接では転職回数が多い理由について聞かれると思っておいたほうがいいでしょう。

ここでは、面接で転職回数を指摘されたときの対処法について見ていきます。

やむを得ない理由は堂々と伝える

中には、やむを得ない事情で転職を余儀なくされたというケースもあると思います。

例えば、結婚や妊娠・出産、配偶者の転勤に伴う転居、親の介護などです。

これらが理由の場合には、正直に理由を伝えても不利になることはないでしょう。

ただし、子育てや介護などが理由で退職した場合、現在の状況をきちんと説明しておくことが大切です。

家族の協力体制が整っていることなどを伝えておくと、採用側も安心できます。

理由によってはポジティブな言い方に変換する

人間関係や待遇などが原因で転職を繰り返している場合には、伝え方次第では悪い印象を与えてしまうことも。

不満を言っているように聞こえてしまったり、同じような理由でまた辞めてしまうのではないかと思われることは避けたいですよね。

ネガティブな発言は控え、できるだけ前向きな気持ちをアピールするといいでしょう。

転職回数の多さを強みにして前向きに伝える

転職を繰り返しているとマイナスなイメージになりがちですが、様々な職場で経験を積んできたと言い換えることもできます。

面接では、これまでに経験したことや身につけたスキルを具体的に伝えましょう。

「自分の経歴を活かしてどのように貢献できるのか」ということをしっかりと伝えていくことがポイントです。

失敗しない転職のポイント

転職を繰り返してきた理由は人それぞれだと思います。

やむを得ない事情の人もいれば、ただなんとなく職場を転々としている人もいるかもしれません。

特に職場に不満があって転職を繰り返している人に向けて、失敗しない転職のポイントをご紹介します。

これまでの転職理由を整理する

まず、自分がこれまで転職をしてきた理由を整理しましょう。

そして、その理由を踏まえたうえで、どのような働き方であれば長く働けるのかを考えます。

急性期など忙しいところで働くことが好きな人もいれば、患者さんとじっくり向き合えるところで働くことが好きな人もいるでしょう。

どのような看護をしたいのか、どのような職場環境や働き方であれば長く働けるのかを整理することで、自分に合った転職先を探しやすくなります。

転職エージェントを活用する

失敗しない転職のためには、転職エージェントの活用もおすすめです。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、実際の職場の雰囲気など、個人ではなかなか得ることのできない情報を持っています。

しっかりとカウンセリングをしたうえで転職活動全般のサポートをしてくれるので、特に転職後のミスマッチが原因で職場を変えてきた人は検討してみるといいでしょう。

病院以外の選択肢も視野に入れてみる

長く働ける職場を見つけたいという人は、病院以外の選択肢を視野に入れてみるのもひとつです。

近年、看護師の働き方は多様化しており、一般企業や治験業界、製薬業界、医療IT業界など、その活躍の場は多岐に渡ります。

ぜひ広い視野で今後のキャリアについて考えていってくださいね。

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この記事を書いた人

Chie Chie 看護師/ライター

大学病院や総合病院での勤務を経て、現在は一般企業で看護師の資格を活かして働いている。臨床経験は10年以上。自分自身の経験を発信するため、そして医療従事者のより良い働き方を追求するためにリジキャリのライターに挑戦中。

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