「作業療法士として働くことに疲れた…」
「疲れた場合の対処法はあるの?」
このような悩みを抱えている作業療法士の方が解決出来る記事です!
この記事を読むと、以下のような点を知ることが出来ます!
●作業療法士はどんな時に疲れたと感じるのか
●疲れたと感じた際の対処法
作業療法士はどんな時に疲れたと感じるのかを知りたい方や疲れたと感じた際の対処法を知りたい方は是非最後まで読んでみてください。
作業療法士として働くことに疲れた際の対処法を知ることで、ストレスや疲れから解放されますよ!
作業療法士はどんな時に疲れを感じるの?
作業療法士として働く中で、疲れたと感じるときは誰しもあると思います。
では、どんな時に疲れを感じやすいかお伝えしていきます。
労働環境の悪化
作業療法士が疲れたと感じやすい場面は労働環境が悪化していることがあります。
月末の書類業務に追われて残業時間が増えたり、休日出勤や休日自体が少ないためにプライベートの時間を取れない場合に疲れたと感じやすいです。
プライベートの時間が取れていないと、心身ともに余裕がなくなるためにストレスが溜まりやすいです。
責任が重い上に給料が安い
作業療法士は患者の生活状況や身体状況を考えてリハビリしていく必要があります。
それはつまり一人の患者の今後の人生を大きく変えることになるかもしれないという責任の重さにもつながります。
しかし、作業療法士の年収は約400万円と、サラリーマンの年収よりも約60万円ほど少ないです。
リハビリ中に転倒・転落のリスクを抱えながら、プレッシャーを背負いつつ仕事をしている割には給料が少ないために、割に合わないと考えて疲れたと感じることがあります。
人間関係の悪化
作業療法士は一人の患者を担当する上で、他職種との連携が必須となってきます。
他職種のスタッフの中には、自分の性格に合わずに意見の食い違いなどで衝突してしまうこともあります。
性格が合わない人と仕事を共にしていると、思わず精神的に疲れたと感じやすいです。
また、作業療法士は上下関係が厳しいために上司や先輩療法士の厳しい指導にストレスが溜まって、疲れたと感じやすいこともあります。
患者や患者の家族への対応が大変
患者や患者の家族も一人の人間ですので、自分と合う合わないはどうしても出てきます。
自分と合わない患者や患者の家族とリハビリの方針や意見が食い違ったり、患者への対応を間違うとクレームにつながる恐れもあります。
常にクレームが生じないかプレッシャーを抱えながらリハビリをしていると、疲れたと感じやすいです。
体力が続かない
作業療法士は担当する患者によっては体力を大幅に削られることもあります。
担当する患者が全介助や全介助に近い状態であれば、作業療法士側の介助量の負担が大幅に増します。
介助する際には全身の力をフル活用して介助するために、それが毎日続くと体力的にきつくて疲れたと感じやすいです。
教育・研修制度が整っていない
新卒で作業療法士として職場に入職した際に、教育・研修制度がきちんと整っていないと後々苦労することが多いです。
新卒で右も左もわからない状態で、きちんと先輩療法士や上司がルールや技術を指導してくれないと、何も分からない状態で日付だけが経過してしまい、いずれ一人でリハビリを担当することになりがちです。
曖昧な知識や技術のまま、一人でリハビリをしていると患者に対するリハビリ中の事故やリスクが高まり、非常に危険です。
せっかく新卒で職場に入職したのに、誰も何も教えてくれない状態が続くと疲れたと感じやすいです。
疲れたと感じた際の対処法はあるの?
作業療法士がどんな場面で疲れたと感じるかを知ったところで、次は疲れたと感じた際の対処法についてお伝えします。
転職する
労働環境の悪化や給料が安いといった待遇面の悪化で疲れたと感じている場合は、他の職場に転職することをおすすめします。
疲れたと感じている原因である今の職場で働き続けると、いずれ心身ともに限界が来て働けなくなる可能性も出てきます。
心身ともに限界と感じる前に他の待遇面が良い職場に転職するのがベストです。
転職活動は次の職場に採用されるまでに時間がかかるため、疲れたと感じた際は早めに転職活動を始めて次の職場に転職出来るように準備を整えましょう。
信頼出来る人に相談する
職場の人間関係や患者の対応などで疲れたと感じている場合は信頼出来る人に相談することもおすすめです。
職場に愚痴や悩みをこぼせる同僚や上司が居れば、仕事のことで疲れたと感じていることを相談することも出来ますし、職場に信頼出来る人が居ないのであれば、家族や友人に相談することも一つの手です。
ただし、愚痴や悩みを相談した内容が悪口であったり、個人情報を漏らす内容であれば相談することを控えましょう。
気分転換を図る
仕事で疲れたと感じている場合はプライベートで気分転換を図るのもおすすめです。
趣味や気晴らしがあるのであれば、休日に楽しい時間を過ごすことで心身ともにリフレッシュすることが出来て、ストレスや疲れを感じにくくなります。
家族や友人と過ごすなど有意義な時間を過ごすことも、プライベートを充実させるコツです。
体力をつける
体力的にきつくて疲れたと感じている場合はジムなどに通って体力をつけることもおすすめです。
作業療法士自体が筋力をつけるなどの体力向上を図ることで、患者に対する負担や介助量が減って、以前は体力的にきつくて疲れたと感じていた介助やリハビリ内容でも、きついと感じにくくなる可能性は高いです。
ジムに通う時間が無ければ、通勤手段を自転車や徒歩に変えるなど、日常生活のどこかに運動出来る要素を普段から取り入れることで、体力・筋力共に増強することが出来ます。
一般企業に転職する
人間関係などの精神面や体力がきついなどの肉体面、労働環境の悪化などの勤務形態で疲れたと感じている場合は、一般企業に転職することも一つの手段です。
作業療法士の資格を必要としている一般企業は年々増加しており、一般企業に勤務すれば人間関係はアットホームな雰囲気の職場が多く、肉体面のきつさは仕事内容の中ではほぼ無く、労働条件もしっかりと整備されていることが多いためにおすすめです。
転職活動する際には作業療法士の資格を必要としている一般企業の求人が出ていないか確認して、転職活動を成功させましょう。
異職種・異業種に転職する
作業療法士自体に嫌気がさして心身ともに疲れ切っている場合は、思い切って異職種・異業種に転職するのも考える必要があります。
いきなり未経験で転職するのは難しいため、趣味や副業などで稼げる知識やスキルがあれば異職種・異業種に転職する際に有利に働きます。
また、異職種・異業種への転職を成功させた人が身近にいれば、どのように転職活動を進めて成功させたのか成功談を聞くこともおすすめです。
作業療法士が疲れたと感じた際は早目に対処すべき
作業療法士が日々働いている中で、心身ともに疲れたと感じることは誰しもあると思います。しかし、疲れたと感じている中でも精神的にも肉体的にも限界が近づいているにもかかわらず、無理をして働いている方もいるのが現状です。
心身ともに限界が来ているのに働き続けると、体を壊して働けなくなる可能性も出てくるため、無理をせずに疲れたと感じた際は早目に対処することがベストです。
ストレスや疲れから解放されて、充実した人生を送ることも一人の人間として大切なことですよ!