「看護師から他業種に転職することに興味がある!でも、何をしたら良いかわからない。」
このようなお悩みはありませんか?
私は、病院で看護師として働いてみましたが、他業種に挑戦するべく一般企業に転職しました。
そのような立場から、今回の記事を書きました。
- 看護師から他業種に転職するとは
- 看護師から他業種に転職してみて
看護師から他業種に挑戦したい方や、挑戦するかどうか迷っている人はぜひ最後まで読んでみてください。
看護師から他業種に転職するとは
看護師から他業種に転職するとは、具体的にはどのようなことを指すか解説していきます。
まず、業種の定義や業種の内容について理解を深め、他業種に転職する難易度についてお伝えしていきます。
業種とは
業種とは、事業の種類を意味する言葉です。
例えば、「小売業」「接客業」「製造業」「建設業」などが具体的な業種の例です。
業種と意味を混同しやすい言葉に、職種があります。職種は、個人が実際に行う仕事の種類を指す言葉です。
例えば、「営業職」「技術職」「事務職」「販売・サービス職」などが挙げられます。
つまり、業種は「会社」職種は「個人」という違いがあります。
自分に合う仕事を考えるうえで、業種と職種の概要や違いを理解することは非常に重要です。
看護師以外の業種について
業種は細かく分類されています。
総務省の「日本標準産業分類」によると、20種類の業種があります。
1農業、林業 |
2漁業 |
3鉱業、採石業、砂利採取業 |
4建設業 |
5製造業 |
6電気、ガス、熱供給、水道業 |
7情報通信業 |
8運輸業、郵便業 |
9卸売業、小売業 |
10金融業、保険業 |
11不動産業、物品賃貸業 |
12学術研究、専門・技術サービス業 |
13宿泊業、飲食サービス業 |
14生活関連サービス業、娯楽業 |
15教育、学習支援業 |
16医療、福祉 |
17複合サービス事業 |
18サービス業(他に分類されないもの) |
19公務(他に分類されるものを除く) |
20分類不能の産業 |
参考)日本標準産業分類
看護師の業種は、16番目に記載した「医療、福祉」に該当します。
つまり、看護師以外の他の業種は多くあります。
看護師から他業種に転職する難易度
看護師の業種である「医療、福祉」以外の業種は多くあり、働く場所としては一般企業がほとんどです。
看護師から一般企業に転職する難易度は決して高くないので、他業種に転職する難易度も決して高くないと言えます。
看護師から他業種に転職してみて
私は看護師から他業種に転職しました。
ここでは、転職活動の流れや期間、転職してみて実際どうか、などについて色々お伝えしていきます。
転職活動にかかった期間
私は転職活動に、合計で約4ヶ月かかりました。
在職中だったので、急いで行うよりも応募開始までの準備に時間をかけて、入社後のミスマッチが起きないように意識していました。
また、私は「看護師から一般企業への転職」に特化した転職エージェントを使用していたので、担当者の方と相談しながら進めていきました。
転職活動の流れ
約4ヶ月の転職活動において、具体的には以下のことを行いました。
- 情報収集:1ヶ月
- 自己分析、書類作成:1ヶ月半
- 応募開始〜内定:1ヶ月半
これらを1つずつ、どんなことをしたかについてお伝えしていきます。
一般企業に関する知識や病院以外に転職するために必要な準備を学んだ
例)看護師経験が活かせる業界や職種、将来性があり未経験でも入りやすい業界や職種、転職活動の基本的なスケジュールなど
新卒で病院に就職し、初めての転職活動かつ一般企業に対する知識が全く無かったため、情報収集は入念に行いました。
有料診断ツールを使用し、その結果を基にキャリアについて考えた
→自分の適性を考えて、どのような環境が一番成長していけるか考えた
例)頑張りが評価され給料にも反映される、裁量権がある環境が自分には合っている
転職活動を成功させる他には、「自己分析」をすることが重要であると言われていたので、実践してみました。
看護学生時代、自己分析をした経験がありませんでした。
そのため、自分を知るということ自体が単純に面白かったですし、転職活動をする上での軸を決めるのにとても役立ちました。
履歴書と職務経歴書の作成を行なった
→まず自分で作成してから、転職エージェントの方に添削してもらった
履歴書の作成はそこまで難しくなかったのですが、職務経歴書の作成が初めてだったので、インターネットで色々調べながら作成しました。
これらの書類に記載する、志望動機や自己PRに関しては、自己分析をしっかり行っていたためスムーズに作成することができたと思います。
書類選考通過後は、面接対策をしっかり行い、内定をいただけた
→面接で落ちてしまうところがあっても、あまり落ち込みすぎず改善点を見つけ次の面接につなげていった
どんなに優秀な方でも、応募した企業全てから内定をもらう確率はかなり低いと思います。
そのため、選考が通過しなくても上手く切り替えながら、他の選考に活かすことを意識していました。
このような流れで、私は約4ヶ月の転職活動を終えました。
転職してみて
私は業種で言うと、「医療、福祉」から「サービス業(他に分類されないもの)」に転職しました。
実際に転職してみて、「看護師が活躍できる場所は、病院以外にもたくさんある」ことを実感しました。
業界や職種も変わったので、看護師経験で学んだ知識や技術が直接的に活かせている訳ではありません。
しかし、看護師時代に培った、マルチタスク力、コミュニケーション力、ヒアリング力、分析力など様々なスキルが今の仕事にも活かせていると感じています。
もちろん、未経験での転職なので慣れないことや覚えることは多くあり大変ですが、充実した毎日を過ごせています。
また、医療以外のことを学ぶのは、新鮮でとても楽しいです。
まとめ
今回、看護師から他業種に転職した立場から、転職活動の流れや転職してからについてお伝えしました。
看護師から他業種に転職することに興味がある方は、是非情報収集や自己分析から初めてみてください。
それらをやった上で、今の仕事を続けた方が良いと感じることも、別の道に進んだ方が良いと感じることもどちらも素晴らしいと思います。
自分が一番納得できるキャリアを歩んでほしいと思います。
ただ、キャリアについて考える中で、「看護師から他業種に転職するべきだろうか?」「看護師から他業種に転職したいけど、不安だな」というような方も中にはいると思います。
そのような方は、医療従事者のキャリア支援に特化したサービスがありますので、ぜひ活用してみてください。