「作業療法士であることが辛い…」
「辛いけどどう対処していいか分からない…」
このような悩みを抱えている作業療法士の方が解決出来る記事です!
この記事を読むと、以下のような点を知ることが出来ます!
●作業療法士はどんな時に辛いと感じるのか
●辛い場合の対処法
作業療法士はどんな時に辛いと感じるのか、辛い場合はどのように対処したらいいのかを知りたい方は是非最後まで読んでみてください。
作業療法士の辛さについて知ることで、今後作業療法士として働いていて辛いと感じたときに上手く対処することが出来ますよ!
作業療法士であることが辛い…どんな時に感じる?
作業療法士として働いていれば、誰でも辛いと感じることはあると思います。
では、どんな時に辛いと感じやすいかお伝えしていきます。
仕事自体が辛い
作業療法士の仕事自体が辛いことがあります。
作業療法士はリハビリ業務だけでなく、計画書などの書類作成や患者のカンファレンスなど、他にも多くの仕事があります。
そんな多くの仕事を抱えるうちに、仕事がこなせなくて辛いと感じてしまうことが多いです。
勤務形態が辛い
作業療法士として働いている職場の勤務形態が辛いこともあります。
作業療法士は医療機関に就職することが多いため、始業時間は朝早いことが多いです。
残業も月末の書類業務やカルテ整理に追われていれば、時間外でも働かなくてはいけません。
そのため、勤務形態で辛いと感じることが多いです。
休日が少なくて辛い
作業療法士が働く職場によっては、休日が少なくて辛いと感じることもあります。
身体領域の回復期では、365日稼働であり、土日祝日、お盆や正月関係なしに働かなくてはいけません。
デイケアなどは土曜日に営業していることもあるため、必ずしも土日休めるわけでもありません。
そのため、休日が思うように取れずに辛いと感じることも多いです。
給料が少なくて辛い
作業療法士として働いた給料が少なくて辛いと思うこともあります。
作業療法士の平均年収は約400万円であり、サラリーマンの平均年収と比べると約60万円ほど少ないです。
また、ボーナスや昇給も期待できないことが多いため、給料が少なくて生活が苦しくなり、辛いと感じることが多いです。
人間関係が辛い
作業療法士は一人で仕事をするのではなく、他職種と連携して仕事をしなくてはなりません。
その中には自分に合う合わない人も出てきて、合わない人と仕事をするときはストレスが溜まって辛いと感じることが多いです。
現に作業療法士の離職理由のランキングには常に人間関係が上位にランクインしています。
患者やその家族への対応が辛い
作業療法士は患者をリハビリして回復させていく仕事です。
しかし、患者も人間ですので自分と合わない人が出てきてリハビリがうまく進まなかったり、思ったように回復していかなくて辛いと感じることがあります。
また、患者以外でも患者の家族への対応もしなければいけない時があり、そこでも合わない人が居ると辛いと感じることが多いです。
肉体的に辛い
作業療法士は時に大幅な体力を消耗する仕事でもあります。
担当する患者が全介助や介助量が多ければ多いほど、リハビリを実施する作業療法士への負担は増します。
毎日介助量が多い患者の対応をしていると、体力を大幅に削られて肉体的に辛いと感じることが多いです。
教育・指導してくれなくて辛い
新卒の頃はまだまだ分からないことが多いため、指導者が付くことが一般的です。
しかし、指導者によってはちゃんと指導してくれない人や忙しくて指導する時間を設けてくれない人もいます。
また、職場自体が教育制度が整っておらずに指導者自体が居なくて、教育される機会がないまま臨床に出なければないこともあります。
そのため、教育指導してくれなくて辛いと感じることが多いです。
意欲が出なくて辛い
作業療法士の仕事自体に意欲が出なくて辛いこともあります。
新卒の頃は多くの患者を回復させようとやる気に満ちていることが多いですが、様々な経験をして、徐々に現実を知るようになり、作業療法士の仕事に意欲を持てなくなる場合があります。
そのため、意欲が出なくて働くこと自体が辛いと感じることも多いです。
周りが楽しそうで辛い
作業療法士は大学や専門学校などの養成校を卒業して、国家試験に合格したのちに晴れて臨床現場に出られます。
しかし、専門学校は特に3年制と4年制に分かれており、3年制で周りの友達よりも早くに卒業して社会人になると、周りはまだ学生なのに、自分は社会人として働かなくてはなりません。
大学生で楽しそうに遊んでいる周りの友達が楽しそうに見えて社会人として作業療法士として働く自分に対して辛いと感じることもあります。
辛いと感じたときはどう対処する?
作業療法士が辛いと感じる時をお伝えしましたが、今度は辛いと感じた際の対処法についてご紹介します。
待遇の良い職場に転職する
作業療法士として働いていて、勤務形態が辛い、休日が少なくて辛い、給料が少なくて辛い、教育・指導してくれなくて辛いと感じている方は待遇の良い職場に転職することをおすすめします。
現在の職場よりも勤務形態や教育制度がきちんと整備されており、休日がしっかりと取れて、安定した給料をもらえる職場に転職することで、辛いと感じている原因を解決することが出来ます。
ただし、再就職には時間がかかるため、転職を決めたら早目に転職活動を始めて、次の転職先を見つけるべきです。
信頼出来る人に相談する
作業療法士として働いて、仕事自体が辛い、人間関係が辛い、患者や患者の家族への対応が辛いと感じたときは信頼出来る人に相談するのも一つの手段です。
仕事や人間関係の辛さは家族や友人にも相談出来ますが、患者や患者の家族への対応に関しては個人情報であるため、信頼出来る上司に相談するべきです。
辛いと感じている想いや感情を打ち明けることで、自然と心が楽になって辛さが解消されますよ。
休職する
作業療法士として働いて、仕事自体が辛い、肉体的に辛い、意欲が出なくて辛いと感じたときはいったん休職することも考えるべきです。
なぜなら、既に心身ともに限界を感じているにもかかわらず、無理をして働いている可能性があるからです。
休職することで、ゆっくりと過ごして、再び心身の健康を取り戻した状態で働けることでしょう。
異業種に転職する
作業療法士として働いて、仕事自体が辛い、肉体的に辛い、意欲が出なくて辛い、周りが楽しそうで辛いと感じたときは思い切って作業療法士を辞めて、異業種に転職することも最終手段の一つとして視野に入れる必要があります。
作業療法士としての限界を感じている場合は作業療法士という仕事自体が辛いと感じている可能性があるため、趣味やスキルなどを活かして異業種に転職することに挑戦してみるのもおすすめです。
ただし、未経験では異業種に転職出来る可能性は低いため、あらかじめ稼げるスキルや知識、経験を積んだ上で、事前の準備を入念に行いながら、転職活動を進めるべきです。
作業療法士として辛いと感じているなら早目に対処すべき
作業療法士として働いていく中で、様々なことが原因で辛いと感じている方も多いと思います。
しかし、心身ともにつらいと感じて限界が来ているのにもかかわらず、無理をして働き続けると、いずれ心身の不調をきたして、働けなくなる可能性も十分にあります。
そのため、辛いと感じているのであれば、早めに辛いと感じている原因を探し出し、解決する手段を探すことで、辛さから解放されて、再び心身ともに健康な状態で働けることでしょう。