「作業療法士はオワコン化する?」
「もしオワコン化したら作業療法士は今後どうしたらいい?」
このような悩みを抱えている作業療法士の方が解決出来る記事です!
この記事を読むと、以下のような点を知ることが出来ます!
●作業療法士がオワコン化するかもしれないと言われる理由
●もしオワコン化したときの作業療法士の今後の展望
これから作業療法士と考えている方で何故将来的にオワコン化すると言われるようになったか知りたい方や作業療法士として働いていて将来が見えずに困っている方は是非最後まで読んでみてください。
何故将来的にオワコン化すると言われるようになったか、もしオワコン化したら作業療法士は今後どうなるのかを知ることで、自身のキャリアを見つめ直すことが出来ますよ!
作業療法士はどうしてオワコン化すると言われているの?
作業療法士がオワコン化するかもしれないと言われるようにになったのはここ数年のことです。
では、なぜ作業療法士がオワコン化するかもしれないと言われるようになったかお伝えします。
作業療法士の数が飽和している
近年、作業療法士を養成する専門学校や大学が増えてきており、作業療法士自体の数も年々増え続けています。
2019年の厚生労働省の発表によると、2040年には理学療法士と作業療法士の供給数は需要数に対して1.5倍になると考えられています。
つまり、作業療法士の数に対して求人数や就職先が足りずに職に就けない可能性が出てくるということです。
せっかく作業療法士を目指して勉学に励んできたのに、いざ働く場所がないとなると別の道に進まなければいけない選択肢も出てきます。
残業が多い割に給料が安い
作業療法士はリハビリ業務だけでなく、計画書作成などの書類業務もこなさなければなりません。
特に月末は書類業務が忙しく、遅くまで残業して残らなければ終わらないことも多々あります。
しかし、残業が多いにもかかわらず作業療法士の平均年収は約400万円ほどです。
サラリーマンの平均年収は国税庁の発表によると約461万円ほどであり、作業療法士の平均年収はサラリーマンの平均年収よりも約60万円ほど安くなっています。
残業が多い割に給料が安い現状が作業療法士がオワコン化するかもしれないと言われる原因の一つとなっています。
ストレスを抱えやすい
作業療法士は仕事をしていく上で、様々なストレスを抱えやすいです。
作業療法士は命を扱う仕事であるため、その責任感の重さからストレスを抱えやすいです。
また、患者や他職種のスタッフと接する機会が多いため、人間関係もストレスを抱えやすい要因の一つです。
作業療法士の離職理由の上位には人間関係が常にランクインしているのが現状です。
もしオワコン化したら作業療法士は今後どうなる?
作業療法士がオワコン化するかもしれないと言われる現状をお伝えしましたが、これから作業療法士を目指す方や作業療法士として働いているが今後どうしたらいいか分からないという方も多いと思います。
今度は、もしオワコン化したら作業療法士は今後どうしたらいいのか展望していきます。
作業療法士の数が飽和するかどうかはあくまで推測である
作業療法士の数は2040年には飽和すると言われていますが、あくまで推測であって実際に飽和するかどうかは現時点ではまだ分からないです。
日本はさらに高齢社会になると言われていますし、作業療法士の働き方が病院や施設で働く現在の主流の働き方とは異なる新しい働き方が出てくる可能性は十分にあります。
高齢者が増加すればリハビリを必要とする人は必然的に増えるので作業療法士が活躍する機会も増えます。
現在の病院や施設で働く働き方ではなく、企業で働いたりAIなどの新しい機器の導入で今とは全く違う作業療法士の新しい働き方が生まれる可能性もあり得ます。
本業以外で稼ぐ手段を見つける
作業療法士の仕事一本だけで生活していると、どうしても将来的な収入の不安が付きまといます。
そのため、作業療法士以外で稼げる手段を見つけることも今後重要となって来ます。
近年は副業が寛容になってきており、作業療法士と兼務して副業をしている人も増えてきました。
新たに稼げる手段を見つけることで、収入に対する不安が解消されて将来を見通しやすくなります。
自分に合った働き方や職場を見つける
確かに作業療法士はストレスを抱えやすいですが、自分に合った働き方や職場で働いているとストレスを抱えることは少なくなります。
自分に合わない働き方や職場で働くことを続けていると、ストレスを抱えて作業療法士として何のために働いているのか分からなくなる時が来ます。
作業療法士としての目標を持ち、自分の進みたい領域や職場で働くことで作業療法士としてのやりがいを見い出し、モチベーションの継続にもつながります。
別の道に進む
最終的な手段として、作業療法士自体を諦めて別の道に進むという手もあります。
作業療法士として働けなくても似たような職種で働き、目標やキャリアを持つことが出来れば、無理をして作業療法士として働く必要はないと思います。
あくまで給料やストレス、作業療法士としてのやりがいを見い出せないときの最終手段ですので、深くは考えずに頭の隅に入れておく程度でも良いでしょう。