看護師が転職をするときに活用する方が多い転職エージェント。
現在、看護師の転職エージェントの数は増えており、需要が高いことが伺えます。
そんな転職するときに活用したいエージェントは活用することによるメリット、デメリットがあります。
ここでは、看護師がエージェントを活用するメリットとデメリットを解説。
特徴をしっかりとおさえたうえで、活用していきましょう!
看護師の転職に活用したい「エージェント」とは?
転職経験がない方にとっては、看護師の転職エージェントがどのようなものなのかわからないかもしれません。
まずは、看護師が活用する転職エージェントがどのようなものなのかをかんたんに解説していきます。
転職エージェントはプロのサポートが充実
転職エージェントとは転職を全般的にサポートしてくれる会社のことです。
転職エージェントに申し込みをすると、まずはキャリアアドバイザーなどの転職業界のプロが、面談を行います。
そのうえで、適性を見てご本人にマッチする転職先を提示してくれるのです。
転職エージェントは、求人を出している医療機関でも面接やヒアリングを行っており、情報を持っています。
ですので、求人側と求職側双方がミスマッチなく転職できるようにサポートしているのが、転職エージェントになるのです。
看護師転職エージェントの数は15社以上にも上るとされており、看護師の転職での需要が多いことが伺えます。
転職サイトと転職エージェントの違いって?
転職をすると考えた時にまず、転職サイトを見るという方が多いのではないでしょうか。
転職サイトはあくまで、求人情報などを含む転職に関する情報を提示しているものとなります。
ですが、情報のみなのでそのあとは自分で先方とやり取りをする必要がある場合がほとんどです。
一方で、転職エージェントの場合、求人情報の前にまずは本人の意思や希望のヒアリングをしてくれて、さらに理想の職場を探したり、場合によっては履歴書や面接のサポートをしてくれたり、面接への同行もしてくれます。
情報を掲示するだけの場所が転職サイト、転職を全般的に手厚くサポートしてくれるのが転職エージェントと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
看護師が転職エージェントを活用するメリットとデメリット
看護師が転職するときの味方といっても過言ではない転職エージェント。
転職エージェントを活用しての転職はメリットもデメリットもあるので、それを理解した上での使用がおすすめといえます。
転職エージェントを活用するメリット、デメリットをここでは詳しく解説します。
看護師が転職エージェントを活用するメリットは?
看護師が転職エージェントを活用するメリットはおもに3つあります。
看護師が転職エージェントを活用するメリットについてまずはチェックしていきましょう。
転職情報が豊富!自分にぴったりな転職先が見つかりやすい
転職エージェントは、転職の情報が非常に豊富ですので、自分にぴったりな転職先が見つかります。
特に、求人を出している医療機関とのやり取りもしているので、求人情報には出していない内部の情報も持っており、必要時には、求人にはない情報も公開してくれます。
職場の雰囲気なども熟知しているので、自分にぴったりな転職先がすぐに見つかるでしょう。
自分がいないところでも転職活動を進めてくれる
仕事をしながら転職をするという場合、仕事が忙しくてなかなか転職活動ができないこともあります。
1人で転職活動をしている場合には、仕事をしている間は転職活動がストップしてしまうので、重要な情報を見逃したり、良い条件の転職先に出会ったりするのが難しいかもしれません。
しかし、転職エージェントを活用していれば、転職エージェントに転職の意思と、転職先の条件を伝えておくだけで、エージェントが、転職先の候補をピックアップしてストックしておいてくれます。
そのため条件がマッチしている転職先をも逃すことなく情報をキャッチできるでしょう。
また、転職エージェントによっては、面接日の日程調整などもやっておいてくれます。
自分が仕事をしていても転職活動が進んでいるので働きながら転職活動をする看護師は転職をラクに感じられるでしょう。
履歴書の書き方や面接までマンツーマンでサポート!
転職エージェントは、転職先の情報を提示したり、面接の日程調整をするだけでは終わりません。
その後の、履歴書の書き方指導、面接の受け方まで練習をしてくれます。
これらは、新卒の場合は看護学校などでサポートが受けられますが、いざ看護学校を卒業するとなかなかサポートをしてもらえません。
どのように受け答えをすればいいのか、履歴書はどうやって書けばいいのか、社会人として恥ずかしくないようにサポートしてくれるのは安心といえます。
また、面接で給料面など踏み込んだ質問はなかなかしづらいもの。
ですが転職エージェントでは、面接にも同行し、求職者に変わって給料面や待遇面など求職者が聞きづらい情報をすべて聞いてくれます。
1人での面接は緊張してしまいますが、これまでサポートしてくれた転職エージェントの担当者がいれば、面接も安心して乗り越えられるのではないでしょうか。
看護師が転職エージェントを活用するデメリットは?
転職エージェントを活用することでメリットだけでなくデメリットもあります。
ここで、看護師が転職エージェントを活用するデメリットについても併せて知っておきましょう。
エージェントのスタッフと合わないことがある
転職エージェントのスタッフと気が合わず、転職活動が進まないということもあります。
転職エージェントのスタッフも人間なので合わないということは決して珍しいことではありません。
しかし、合わないスタッフと話をする、自分の今後を決めてもらうのは、精神的にも負担になる場合もあり、エージェントスタッフとの人間関係はデメリットにもなり得るのです。
エージェントにすべての転職先の情報はない
転職エージェントは多くの医療機関の情報はもっていますが、すべての情報ではありません。
そのため、自分の欲しい情報が手に入らないこともあります。
転職エージェントが転職をサポートすると、求職者にお金はかかりませんが、求人者にはマージンが発生します。
そのため、転職エージェントを活用せずに求人情報を出している医療機関も多くあり、その代表的なところが国公立の病院です。
ですので、国公立の病院に転職したいという方にとっては、転職エージェントは活用できず、デメリットを感じるかもしれません。
看護師が転職エージェントを選ぶ時のポイントは?
看護師がエージェントを上手に活用するためには、どうやって自分に合っているエージェントを見つければよいのでしょうか。
そのポイントをまとめました。
転職エージェントは複数登録して検討しよう!
転職エージェントは何件登録してもかまいません。
複数登録しておくと、それぞれの転職エージェントの特徴が見えてきて、自分が使いやすい転職エージェントが分かるかもしれません。
まずは、複数登録して検討してみましょう。
転職エージェントの方向性も要チェック!
転職エージェントにはそれぞれ強みがあります。
たとえば、医療機関に強いところもあればクリニックに強いところ、介護施設に強いところ、さらには医療機関以外の職場に強いところがあります。
今後自分がどの分野に転職したいのかを念頭に置いた上で、自分に必要とする情報を持っていそうなエージェントを登録して活用してみるとよいでしょう。
看護師の転職はエージェントを積極的に活用しよう
看護師の転職に、エージェントは情報量やサポートの面から考えても活用して損はないといえます。
特に働きながら転職に挑戦する、育児などをしながら転職を検討するなど転職への時間を充分に割けないという方は、転職エージェントに情報を集めてもらったり、面接の調整をしてもらったりしておけば、時間を有効活用できるでしょう。
転職エージェントにはそれぞれ強みがあるので、自分の求めている方向性にマッチしたエージェントを選んでみてはいかがでしょうか。