「リハビリ職のライターってどんな仕事?」
「ライターの仕事は稼げるの?」
「始め方やメリット・デメリットも知りたい」
このような悩みをお持ちのリハビリ職に役立つ記事を書きました。
どうやらリハビリ職が本業とは別にできる仕事に、ライターというものがあるようです。
しかし、ライターといってもどのような仕事なのかわからない方もいるでしょう。
そこで本記事では、以下の点について解説します。
- リハビリ職が行うライターの仕事内容
- リハビリ職がライターで稼ぐ方法
- ライターを始める方法
- メリット・デメリット・注意点
ライターの仕事について知りたいリハビリ職の方、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
リハビリ職が行うライターの仕事内容
リハビリ職が行うライターの仕事とは、どのようなものなのでしょうか。
以下でライターの仕事について概要を解説します。
リハビリ職がライターとして活躍する現状
ライターと聞くと、専門的でむずかしい文章を書くイメージをもつ方が多いのではないでしょうか。
専門性が必要な学術書や、独特な表現で伏線を回収するような小説などは確かにむずかしいものです。
しかしライターの仕事は幅広く、特別な専門性やスキルがなくともはじめられる仕事もあります。
中でも代表的なものがWebライターです。
現在は多くの方がWebメディアから情報をあつめ、企業も独自のメディアを運営し情報発信しています。
たとえば、化粧品に関する企業のメディアであれば、化粧品や美容などに関する情報が多く掲載されています。
企業のサイトを閲覧した人が「化粧品や美容について知りたい情報は何か」を考え、企業に代わって執筆する仕事がWebライターです。
リハビリ職の中にも、ライターとしてWebメディアで執筆する人が増えています。
リハビリ職がライターで活躍できるジャンル
リハビリ職のライターは、職種の専門性を活かした活躍が期待できます。
具体的には以下のようなジャンルが書きやすいのではないでしょうか。
- 医療:病気やけが
- 介護:介護の悩みや保険制度の解説
- 健康:ダイエットや睡眠
たとえば医療系のライターでは「病院のサイトで連載している体のお悩みに関するコラム」で、ひざや腰の痛みについて原因や対策を紹介する記事などを書きます。
読んだ方が体の悩みを解決できたり、記事が掲載されている病院へ受診したりすることが目的です。
つまり「文章を通して病院のサービスを売る」ということです。
職種と関連のないジャンルで執筆する方もいます。
- 好き・得意なこと
- 趣味に関すること
- 興味のあること
など、対象となるジャンルは無数にあります。
リハビリ職だから、医療・介護やリハビリに関する記事しか書けないということはありません。
読者の悩みを解決するための文章が書ければ、あらゆるジャンルで活躍できる可能性があるのです。
報酬の仕組み
ライターの仕事は執筆した記事数や文字数に応じて報酬が決まります。
具体的には「記事単価」もしくは「文字単価」がベースになっています。
- 記事単価:1記事あたりの報酬が5,000円⇒2記事書けば10,000円の報酬
- 文字単価:1文字あたりの単価が1円⇒5,000文字の記事を2記事書けば10,000円の報酬
といった仕組みです。
いずれの報酬体系も記事を多く書くほど収入が上がります。とはいえ品質が低かったりただ文字数が多いだけの記事では、読者の悩みは解決できません。
「読者の悩み解決」によって、企業のサービス利用や商品購入へつなげることが重要です。
リハビリ職がライターで稼ぐ方法
ではリハビリ職がライターで稼ぐためには、どうすればよいのでしょうか。
結論からいうと「単価の高い記事を多く執筆する」ことです。
とはいえどうすればよいのかわかりにくいと思いますので、以下で具体的に解説していきます。
実績や専門性を積み上げる
単価の高い記事を執筆するためには、実績や専門性の積み上げが必要とされます。
まずは低単価でもよいので1件ライターの仕事を受注してみましょう。1件受注できればそれが実績になります。
受注の方法については「ライターをはじめる方法」で後述します。
次に、実績を武器にして同じジャンルで受注を続けます。
あとはその作業を繰り返すことで実績が積みあがっていくでしょう。
特定のジャンルを継続して執筆すれば実績と専門性が積み上がり、より高単価の仕事を受注しやすくなります。
営業する
書けば書くほど収入が増えるとはいえ、仕事がなければ稼ぎ続けることはできません。
つまり、仕事を受注するための営業が欠かせないということです。
ライターを募集しているサイトやプラットフォームを利用して、あなたがどんなジャンルのどんな記事を書けるのか、クライアントに営業しましょう。
クライアントによっては継続して仕事を発注してもらえることがあります。一方で、企業やメディアの方針によって急に仕事がなくなることもあります。
そのため既存のクライアントと仕事しつつ、定期的に別のクライアントへ営業し、案件を途切れさせないことが稼ぎ続けるコツといえるでしょう。
単価を上げる
単価を上げることは稼ぐことに直結します。
先述したように、ライターの案件は記事単価や文字単価があり、低単価の案件より高単価の案件の方が少ない労力で収入が増えるからです。
たとえば5,000円の報酬を得るために必要な作業は、文字単価ベースでは以下のようになります。
- 1文字0.5円の案件:10,000文字執筆
- 1文字1.0円の案件:5,000文字執筆
記事単価ベースで5,000円を稼ぐ場合は以下のとおりです。
- 1記事5,000円の案件:1記事執筆
- 1記事2,500円の案件:2記事執筆
上記のように同じ報酬を得るための労力は、文字単価や記事単価によって異なります。
効率よく稼ぐためには、単価の高い案件を受注しましょう。
ライティングの勉強をする
ライターとして稼いでいくためには、ライティングの勉強が欠かせません。
- 正しい日本語
- 読みやすい文章
- 人の心を動かす文章
- 検索ページの上位に表示される方法
などを勉強することで、質の高い記事を執筆できるからです。
もっとも効率のよい勉強法は、納品した記事のフィードバックをもらうことです。
フィードバック内容を次回の納品物に反映できるよう努力を続けると、ライティング技術は大きく向上します。
稼ぐためには、ライターの仕事をしつつライティングの勉強もしていきましょう。
執筆する時間を捻出する
当然ですが、執筆する時間が長い方が作業量が増えるため、稼ぎやすくなります。
たとえば1時間で1,000文字書ける人であれば、単純計算すれば2時間で2,000文字書けます。
文字単価1.0円であれば1時間で1,000円、2時間で2,000円稼げる計算です。
できるだけ多くの時間を捻出できるよう、1日のスケジュールを見直すとよいでしょう。
リハビリ職がライターをはじめる方法
では、ライターの仕事はどのような手順で始めればよいのでしょうか。
以下で解説していきます。
【ステップ1】クラウドソーシングサイトに登録
初めてライターの仕事を受注するなら「クラウドソーシングサイト」に登録してみましょう。
クラウドソーシングとは、発注者(クライアント)と受注者(ワーカー)がインターネットを介して仕事の受発注をすることです。
昨今では、クラウドソーシングを仲介するクラウドソーシングサイトが普及してきており、代表的なものには「クラウドワークス」や「ランサーズ」などがあります。
サイトが仲介してくれるため、万が一のトラブルや報酬の未払いなどにも対応してくれます。まずは登録して案件を探してみましょう。
【ステップ2】仕事を検索する
サイト内では、執筆したいジャンルや単価から案件を検索できます。
リハビリ職であれば「リハビリ」「理学療法」「介護」など、仕事に関連するワードでまずは検索するとよいでしょう。
【ステップ3】案件に応募する
興味のある仕事が見つかったら募集要項を読み、内容・納期・報酬などの案件詳細を確認して応募してみましょう。
応募はとても緊張するうえ、返事がこなかったり断られたりして受注できないことも多くあります。
初めはなかなか受注できませんが、興味のある案件にはいくつか応募してみましょう。
【ステップ4】案件が受注出来たら全力で書く
晴れて案件が受注出来たら、クライアントのマニュアルとテーマを遵守しつつ、渾身の記事を書きましょう。
多くの案件には納期があります。
クライアントのメディア運営に支障をきたさないよう、納期は厳守しましょう。
書き終えて納品できれば、ライターとしての実績をひとつ獲得できます。
リハビリ職がライターをやるメリット
リハビリ職がライターをメリットには以下のようなメリットがあります。
- 体を酷使せずにできる
- 場所を選ばずできる
- スキルをリハビリの仕事に活かせる
それぞれ解説していきます。
体を酷使せずにできる
リハビリ職は日中、体を動かすことが多いため、身体的負担は避けられません。
一方でライターは座ってPCで作業するため、重たい患者さんの移乗介助をしたり、転倒しないようとっさに支えたりする必要がないので、身体的疲労は少ないでしょう。
ライターも同じ姿勢でずっとPCを触っていると肩こりなどが起こるものです。
しかし、リハビリ職だからこそ原因や対処法もわかる方が多いはずです。
ご自身で早期にメンテナンスできることもメリットでしょう。
場所を選ばずできる
ライターの仕事はPCがあれば基本的にどこでも行えます。
インターネットの環境が必要な場合もありますが、今ではフリーのインターネット接続が可能な場所も増えています。
オフラインで作業できる部分も多いため、場所を選ばず行えることは大きなメリットといえるでしょう。
スキルをリハビリの仕事に活かせる
リハビリ職の仕事には、文書作成やコミュニケーションの機会も多いです。
具体的には以下のようなものです。
- カルテ記載やサマリー作成
- カンファレンスや患者さんとの会話
ライターの仕事を経験すると「相手にわかりやすい文章や表現」を考えることが増えます。
すると、普段の書類業務や会話においても「この伝え方はわかりやすいか?」と考えるクセがつき、論理的な文章構成や会話の展開が可能となります。
つまり、ライターの仕事によって「相手にわかりやすく伝えられるスキル」が身につくのです。
このスキルはリハビリの仕事だけでなく、テキストと音声のコミュニケーション両方に活かされ「一生もの」になるでしょう。
リハビリ職がライターをやる際のデメリットや注意点
メリットのある一方で、リハビリ職がライターをやる際のデメリットや注意点もあります。
- 意識して時間を捻出する必要がある
- 納期に追われることがある
- 続けなければ収入は途切れる
それぞれ解説していきます。
意識して時間を捻出する必要がある
先述したように、ライターで稼ぐためには時間を捻出することが重要です。
しかし、リハビリ職のかたわらライターをやっている方は、本業を終えた夜の時間か早朝に執筆することが多いでしょう。
十分な時間を確保するためには、今までの生活の中で無駄な時間がないかを振り返り、捻出のために何かをあきらめる必要もあるかもしれません。
納期に追われることがある
思うように執筆が進まず納期が差し迫っている時は、心が疲弊することもあります。
時には家庭の事情でできないこともあるでしょう。
しかしクライアントにとってその事情は関係なく、基本的に納期は厳守する必要があります。
万が一間に合わないと、契約の打ち切りや損害賠償の請求に発展することも。
できるだけ納期には余裕をもち、スケジュール管理を徹底しましょう。
続けなければ収入は途切れる
当然ですが、ライターはクライアントへ納品して報酬が発生する仕事です。
モチベーションに左右されてまったく執筆しなければ、収入は途切れてしまいます。
また、継続的に案件がもらえない場合は、単発で仕事が終わってしまいます。
継続して収入を得たいなら、定期的な執筆と案件の応募をどんどん行わなければなりません。
まとめ
本記事では、リハビリ職が行うライターの仕事について、概要を解説しました。
専門性や好きなことを活かして、誰かの役に立てる記事が書けるライターはやりがいのある仕事です。
稼ぐためには営業や受注を繰り返す必要があり、納期に追われることもあるでしょう。
しかし、場所を選ばずできるうえ本業に活かせるスキルを得られる点はたいへん魅力的です。
興味のある方はうまく時間を捻出して挑戦してみてはいかがでしょう。
リジキャリでは、医療職の転職に関する相談を行っています。ライター活動を知り、多様な働き方に興味を持った方はぜひ無料相談をご利用ください。