介護職から異業種への転職、20代での注意点は?

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入社して数年経った方の中には、改めて自分のキャリアを見つめ直し、異業種への転職を考える方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、20代で介護職から異業種へ転職したい方に対し、注意点やメリット・デメリットをご紹介していきます。

目次

20代での介護職から異業種への転職は可能?

同業種ならばまだしも、異業種への転職は難しいんじゃないか、と思う方は多いのではないでしょうか。

20代の転職事情

厚生労働省が2021年に発表した「新規学卒就職者の離職状況(平成30年3月卒業者の状況)」(※1)によれば、新規学卒者の就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者36.9%、新規大卒就職者31.2%となっています。

例年より離職率は低下したものの、それでも20代半ばの3人に1人は転職している状況にあります。

※1 厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況を公表します

また厚生労働省が行っている「令和2年転職者実態調査」によれば、転職率は25歳からぐんと増えており、割合で見れば25歳~29歳の転職者は全体の15.1%と、最も大きい割合を占めています。

20代で転職を考えることは珍しいことではなく、むしろ自分のキャリアを見返すうえで、当然のことと言えるでしょう。

※2 厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況

異業種への転職事情

ただ、20代での転職は珍しくなくとも、異業種は難しいんじゃ、と思われるのも当然のことかと思います。

厚生労働省が発表した令和3年版 労働経済の分析 -新型コロナウイルス感染症が雇用・労働に及ぼした影響-内に掲載されている「異業種間移動の状況」によると、2013年から2019年の間で、医療・福祉業界で働いていた人が転職先として選んだ異業種1位が「卸売・小売業」でした。

卸売・小売業とは「生産者から商品を購入して販売する業者」を指します。

このように、異業種への転職は以前より行われており、決して無理ではない、ということはおわかりいただけるかと思います。

参考 厚生労働省 令和3年版 労働経済の分析 -新型コロナウイルス感染症が雇用・労働に及ぼした影響- 54図 産業間労働移動の状況(異業種間移動の状況)

20代での介護職から異業種への転職する際の注意点

しかし、いくら異業種への転職実績があるとはいえ、注意しなければ異業種への転職は難しいと言わざるをえません。

下記にその注意点を上げていきますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

衝動的な転職はNG

今の仕事が嫌になって、すぐにでも辞表を叩きつけたい!という気持ちになっている方は、一度落ち着いて今自分が置かれている状況をきちんと把握しましょう。

まず、金銭的に余裕が無い中での退職はオススメしません。

自己都合で退職した場合、雇用保険が支払われるのは退職より2ヶ月後となります。

その間貯蓄や退職金でやりくりし、雇用保険をもらいながら次の職を探す、という明確なビジョンがあるなら別ですが、それすら難しいほどに金銭的余裕が無い場合は、まずはきちんと計画を立てましょう。

衝動的に退職し、金銭的余裕が無いため不本意な会社に入社し、また転職になることは、あなたのキャリアのためになりません。

すぐ退職したい!という気持ちはわかりますが、せめて退職後の金銭問題はしっかりと考えたうえで退職しましょう。

準備不足の転職もNG

確かに今は売り手市場と言われ、若い人材は引く手数多と言えます。とはいえ、これまでの経験や成果をきちんと言語化し、準備した方がよりよい成果が得られることは言うまでもありません。

特に異業種の場合、アピールできるスキルや経験が同業種より乏しいわけですから、特に志望動機や企業研究、自身の内面の言語化など、綿密な準備は必要となってくるでしょう。

それらを怠り転職活動を行っても、思ったような結果が得られない可能性が高いです。

とくに退職後に転職活動を行う場合、仕事のブランクも生じてしまうことになります。

職場で不満があったとしても、衝動的に退職するのではなく、しっかり準備を行ってから退職することをオススメします。

闇雲なアピールもNG

若い人材はどこも欲しいとは思っていますが、すぐに辞めるような人材は採用コスト的にも採用したくない、というのが企業の本音です。

だからこそ、20代での転職では自分は長く働ける人材である、とアピールすることが大事です。

特に厚生労働省が行った調査(※3)によれば、企業が若年労働者を採用する際、最も重視する点は、中途採用・新卒採用ともに「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が75%以上と最も高くなっています。

つまり、若手に求められているのは「意欲」であり、20代で転職が多いと言うことは、「仕事に意欲が無い、またキツいことがあればすぐに辞めてしまう」と思われる可能性があるということです。

よって「かねてからこの仕事に興味があった」「この仕事がしたくて勉強した」など、意欲の高さをアピールすることは念頭において置きましょう。

※3 厚生労働省 平成30年若年者雇用実態調査の概況

20代で介護職から異業種へ転職するメリット

ではここから、20代で介護職から異業種へ転職するメリットについてご紹介していきます。

一からやりなおすことが比較的容易

転職は職場環境が変わるので、人間関係の構築や、仕事を覚えることも最初からやっていく必要があります。

ですが20代の若い時期であれば、巻き返しは充分可能であり、新たに学び直すことも抵抗なくできるでしょう。

キャリア形成もスムーズ

また20代での転職であれば、キャリアアップもまだまだスムーズに行える可能性があります。

特に自分の中でやりたい仕事が明確にあり、そちらの業界で頑張って行きたい、と思っているのであれば、転職はなるべく早めにしたほうが後々のキャリア形成にもプラスになるでしょう。

20代で介護職から異業種へ転職するデメリット

当然のことながら、何事もメリットもあればデメリットもあります。今度はデメリットについてご紹介していきます。

想像と違った、と後悔することも

「もっと調べておけばよかった」と、異業種だからこそ分からなかった部分が入職後に判明し、後悔するケースは散見されます。

事前のリサーチを含め、企業研究はしっかり行いましょう。

会社のスタンスが合わないことも

会社によって、仕事に対するスタンスもさまざまな傾向があります。

特に介護職は数字や実績などはあまり意識しませんが、一般的な企業は数字を追って仕事をしているところが多いです。

異業種への転職は叶ったものの、そのようなさまざまなスタンスが合わず結局また転職、となってしまっては意味が無いので、業務内容も含めたすり合わせはきちんと行っておきましょう。

まとめ

働いてきた皆さんにはおわかりになるかと思いますが、自分にとって100%の会社というものはなかなかありません。

そのため、これを大事にする代わりにこれは目をつむろう、という折り合いを自分の中で付けることも、時には必要となってくるでしょう。

同業種にしろ異業種にしろ、転職はあなたにとっての仕事というものを、再度自分に問い直すことになります。

そのため、難しいと感じるのは当然なのです。

リジキャリでは転職理由を含め、転職活動についてのさまざまなご相談も随時受けております。

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この記事を書いた人

Ytakira Ytakira 介護福祉士/ライター

障害者福祉施設や高齢者施設、病院勤務などを経て現在はフリーランスのライターとして活動中。
求人広告やオウンドメディア記事など、転職や就職のジャンルを中心に手がけている。

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