福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴7つを紹介します!

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福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴は?

どうすればなれるの?就職先はどこだろう?

このような悩みをお持ちの医療職の方に役立つ記事を書きました。

福祉用具専門相談員はどんな人が向いているのか気になりますよね。転職してみたいと思っても適性がわからないと不安かと思います。

そこで本記事では、以下の点について解説します。

  • リスト福祉用具専門相談員の概要
  • 福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴7つ
  • 福祉用具専門相談員になる方法や就職先

転職を検討している医療職の方、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。

目次

福祉用具専門相談員とは

福祉用具専門相談員は、福祉用具の専門家です。主に福祉用具貸与・販売事業所に在籍し、介護が必要な方に福祉用具のアドバイスをします。

利用者さんの生活をより豊かで安全なものにするため、ケアマネジャーや各サービス事業所の担当者と連携して働きます。

具体的な業務は以下のとおりです。

  • 選定:利用者さんのニーズにあった福祉用具の提案
  • 計画:ニーズに基づいた福祉用具サービス計画の作成
  • 調整:状態に合わせた用具の調整
  • 説明:正しい使用方法の説明
  • 点検:使用状況や不具合の確認

福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴7つ

では、福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴には何があるでしょうか。以下で7つ紹介します。

コミュニケーションが苦にならない

福祉用具専門相談員は、コミュニケーションが苦にならない人が向いています

なぜなら、いろいろな方と話す機会が多いからです。

  • 利用者
  • ケアマネジャー
  • 他事業所の職員

利用者さんとのコミュニケーションは、「ニーズ分析」「製品の搬入」「使用状況の確認」等の機会で訪問が必要なため、必然的に話をすることになります。利用者さんから信頼されるためには人あたりよく接する必要があるでしょう。

また、ケアマネジャーをはじめとした他事業所の職員とは、担当する利用者さんのことで情報共有が必要です。

ケアマネジャーとは信頼関係を築いておいた方が、利用者さんを紹介してもらえる機会が増えます。

コミュニケーションが苦にならず積極的に行える人の方が円滑に働けるでしょう。

介護や福祉へ興味関心がある

介護や福祉への興味関心はあった方が良いでしょう

高齢化が進む日本において、介護・福祉への需要はさらに増えるからです。

たとえば厚生労働省の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)によると、日本の認知症高齢者の数は2012年に約462万人と推計されていますが、2025年には約700万人になるといわれています。

介護や福祉に関心のある人なら、こういった情報から「転倒や徘徊を防ぐ福祉用具の需要が増えるかもしれない」といった予測ができるかもしれません。

情勢に応じて福祉用具を提案できれば、ケアマネジャーからの信頼を得られ、利用者さんからも頼られる存在になるでしょう。

介護・福祉に興味関心をもち、いち早く情報をキャッチして需要に応じられる人は、福祉用具専門相談員に向いてるといえます。

細かい点や変化に気づける

細かな点や変化を見逃さずに気が付く人も向いているといえます

理由は以下の通りです。

  • 利用者さんの隠れたニーズをくみとれる
  • 事故を未然に防げる

利用者さんの細かな変化や言動などから、ニーズをくみとれる人は強いといえます。

たとえば、以前よりも会話のつじつまがあわなかったり、物忘れが増えたりした利用者さんであれば、「認知機能が低下しているから、身の回りでできないことが増えているのではないか?」といった予測ができます。

この時に排泄の様子をさりげなく聞いたみたところ、失敗があることが確認でき、尿取りパッドやポータブルトイレの導入に至るといった支援ができる可能性もあります。

また、事故防止においては「歩行補助具のわずかなタイヤの変化」「車椅子のブレーキのかかりにくさ」などから、速やかにメンテナンスできれば重大な事故を防げます。

細かな点に気づける人は隠れた問題や事故を防げるため、かゆいところに手が届くような活躍が期待できるでしょう。

新しいものが好き

新しいものが好きで、ワクワクする人にとってはとても楽しい仕事になるでしょう。

というのも、福祉用具は日々新しい製品が増えているからです。

「歩行補助具」「車椅子」「手すり」「トイレ用品」など、より使いやすいものが充実しています。

特に最近はAIが発達し、機器が学習してより個別性に富んだ働きをしてくれるようになりました。

こういった製品が紹介されるたびに、「どんな用具なんだろう!」とワクワクしてカタログをながめるような人にはやりがいある仕事といえるでしょう。

力や体力に自信がある

力や体力に自信があったほうがよいでしょう。

とにかく重いものを扱うことが多いからです。

  1. 車への積み込み作業
  2. 荷下ろし
  3. 利用者さん宅への搬入
  4. 組み立て

上記のような重労働を強いられることがあります。特に介護用ベッドは大きく重量があり、パーツも多いため搬入や組み立てに苦労するでしょう。

また、夏の暑い日や冬の凍えるような日にも同じ作業が必要です。利用者さん宅の環境があなたにとって快適とも限りません。さまざまな条件のもとで力や体力を使うことになるでしょう。

とはいえ、小柄な女性でも福祉用具専門相談員として働いている人もいます。必ず一人で作業しなければならないわけでもないため、同僚に手伝ってもらうなどしてうまく切り抜けることも可能です。

好奇心をもって勉強できる

好奇心は福祉用具専門相談員にとって大事な要素といえます。

というのも、福祉用具に関する情報は次々と新しくなっているからです。

「新しい製品の開発」や「法律の改正や制度の変更」など、日々変化しています。

新しい製品については利便性が高まる一方で、種類が多くなったり機器自体の機能が増えて複雑になったりしています。そのため、新しい製品の知識を定期的に学ぶ必要があります。

また、福祉用具に関する法律や制度はさまざまで、定期的に法律改正や制度変更がされます。

変化に柔軟に対応できるよう、好奇心をもって勉強できる人は向いてるといえるでしょう。

フットワークが軽い

フットワークの軽さはとても大切です

福祉用具の不具合はいつ何が起こるかわからないからですね。

  • 電動ベッドが急に動かなくなった
  • 車椅子のタイヤがパンクした
  • 徘徊用のセンサーが反応しなくなった

といった不具合が起こることも考えられます。そして、放置すると大きな事故の危険性があります。

特に、電動ベッドに関しては2022年9月の消費者庁のニュースによると、毎年死亡事故が発生しているとの注意喚起があるくらいです。

利用者さんやご家族から異常を知らされたら、すぐに駆けつけ対応できるフットワークの軽さが重要といえるでしょう。

福祉用具専門相談員になるには

福祉用具専門相談員には、以下の過程でなります。

  1. 福祉用具専門相談員指定講習の受講
  2. 修了試験の合格

特定の資格などの条件はなく、誰でも受けることが可能です。

また、「介護福祉士」「社会福祉士」「看護師」「保健師」「理学療法士」「作業療法士」「義肢装具士」においては、国家資格を取得するだけで福祉用具専門相談員として認められます

つまり、福祉用具を取り扱う事業所での勤務が可能ということです。

福祉用具専門相談員の就職先

福祉用具専門相談員の就職先は、一般的に福祉用具貸与・販売事業所となります。

しかし、高齢者の数が増え介護・福祉のさまざまなニーズに答えられるよう、以下のような場所でも勤務しています。

  • ホームセンター
  • ドラッグストア
  • 住宅メーカー
  • 工務店
  • リフォーム業者

専門性を幅広く活かせるようになっているため、活躍できる場所は今後増えていくといえます。

特に福祉用具とAIは相性がよく、介護もICTの分野に参入してきているため、研究職としての活躍も期待できるのではないでしょうか。

まとめ

本記事では、福祉用具専門相談員に向いてる人の特徴について解説しました。

人との関わりが好きで、介護・福祉業界や最新の機器に興味がある人にとっては楽しく働ける分野といえるでしょう。

利用者さんの訴えに迅速に対応できるフットワークの軽さや体力も必要ですが、高齢者の増える日本においては需要があり幅広い活躍が期待されます

介護保険の事業所以外にも働ける場所があるため、店舗や一般企業での働き方も検討してみてはいかがでしょう

リジキャリでは一般企業へ転職したい医療職への相談を行っています。キャリアチェンジを検討されている方は、ぜひご活用ください。

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この記事を書いた人

理学療法士として勤務するかたわら、ライター業を行っている。数々の副業で成果が出ない中、ライター業に出会う。文章を通して人の行動を促す仕事にやりがいを感じ、日々執筆している。リジキャリでは、理学療法士が抱える「将来への不安」を払拭できるよう、キャリア支援や多様な働き方について発信する。

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