臨床検査技師に将来性がないってホント?

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臨床検査技師は将来性がないと一度は聞いたことある方も多いのではないでしょうか?

実際、検査は基本的に機械が行う点やAIが進化してきている点からもそう感じられます。

では、本当に臨床検査技師は今後求められることは無くなってしまうのでしょうか?

今回は、臨床検査技師の将来性を現在の状況などから深掘りしていくことで確認していきます。

臨床検査技師という職に不安を感じてきている方は、ぜひ参考にしてみてください!

目次

臨床検査技師の現状

まずは臨床検査技師の現状を見ていきます。

現状を把握することでなぜ将来性がないと言われるのかがわかってきます。

検査の自動化が進んでいる

昔は紙で結果報告や検査依頼を行い、全て人の手を使って検査を行なっていました。

そのため時間がかかり、多くの人手が必要でした。

ですが現在は、高度な検査機器が開発されて検査の自動化が進んだことにより、今の臨床検査技師の業務はいかに機械が正確な数値をはじき出せるか調整する人間にしかなっていません。

需要と供給が釣り合っていない

機械化の影響で、病院の検査室に勤務する臨床検査技師の数は減少傾向にあります。

ですが、平成30年に公表された厚生労働省のデータを見ると、医療関係従事者数は理学療法士に次いで2番目に多い64,080人もの人が臨床検査技師として登録されています

実は臨床検査技師には独占業務がありません。また、定年退職する人の数も少ないため病院の検査室の募集は常に少ないです。

それにも関わらず毎年資格保有者は増加しているため、需要と供給が釣り合っていないのが現状です。

出典)平成30年版厚生労働白書

給料が上がらない

どれだけ勉強会に参加したり専門的な資格を取ったりしても、給料が上がりにくいのが現状です。

また、高齢化に伴って患者数が増加し業務量も増加してきていますが、給料が上がったりすることは特にありません。

臨床検査技師の将来性がないと思われる理由

ここでは先ほどの現状を把握した上で、なぜ将来性がないと思われることが多いのかを確認していきます。

一人あたりの業務量が増えている

検査機器の導入により自動化が増えているため、病院などでは臨床検査技師の採用数を減らしてきています。

ただ同時に、新しい検査機器の導入や検査項目の増加も行われているため、一人当たりの業務量が増えてきてしまっています。

働く場所が減っていく

臨床検査技師は20年後に消える」と実は言われています。

臨床検査技師が20年後に消えるといわれる主な理由としては、AIの進化と普及に伴い検体検査業務が減少するためです。

また、病院の数も支出増加や人手不足、収益の減少などが原因で年々減少してきています。

これからも病院での臨床検査技師の働く場所は、どんどん減っていくと考えられます。

臨床検査技師の将来性

ではこのような現状がある中で、臨床検査技師に将来性はあるのでしょうか?

医療は日々進化してきているため、今必要とされているところとは全く違うところで今後必要とされていく可能性があります。

詳しく見ていきましょう。

予防医学・不妊治療の発展

予防医学への関心が高まってきており、「病気になったら治す」考え方だけでなく、「病気の予防や早期発見・再発防止」の考え方が増えてきています。そのため健康志向が高まり、生活習慣病や癌の健診を行う人が増加しています。

今後も健康診断や人間ドックなど、健康な人向けの検査が増えていくと考えられます。

また、不妊治療も関心が高まってきています。

近年、女性の晩婚化が進み不妊治療を必要とする患者さんの数が増加しています。顕微授精と呼ばれる受精操作は、主に顕微鏡を使用して作業を行うため、検体検査でよく顕微鏡を使用している臨床検査技師は活躍しやすい分野となります。

検査項目が増えてる

医療機関で行われる検体検査は現在、1700項目を超えるといわれています。そして毎年、多くの新規検査が導入されています。

検査の自動化は進んできていますが、検査結果を的確に診断したり治療に生かすために専門的にな知識を持つ臨床検査技師の存在の必要性は今後も変わらずに存在していくと考えられます。

また、これまで医師が行っていた検体採取業務などを臨床検査技師も行えるようになりました。

医師の指示のもとにはなりますが、行える業務が増えているので今後も需要はあると考えられます。

動物医療の分野へ

近年、犬や猫などのペットを家族の一員として考えている家族が多く、人間だけでなく動物医療も進化を遂げてきています。

大手の動物病院を中心に、動物医療用の検査に力を入れる施設が増えてきてます。

動物医療における臨床検査はまだまだ発展途上であるため、今後まだまだ広がっていく可能性があり需要が増えていくと考えられます。

臨床検査技師の将来性を踏まえて今できること

まだまだ将来性が臨床検査技師にはあります。

では、どのようなことを今のうちから行うことで将来につなげていくことができるのでしょうか?

ここでは今のうちからできることを詳しく紹介していきます。

より高度な資格を取得する

検査の自動化が進んだことで、今人間に求められているものは「機械に変えることのできない知識やスキル」です。

臨床検査技師の資格を取った上で、超音波検査士・細胞検査士・微生物検査士・胚培養士などの資格を取っていくと、今後もっと活躍できるようになります。

病院の検査室以外の仕事にも目を向けてみる

最初の方でお伝えした通り、検査の自動化が進んできているため今後病院の検査室の臨床検査技師の需要は減っていく可能性が高いです。ただ、予防医療や動物医療などこれから進化していく分野はまだまだあります。製薬メーカーなどの企業も最近は臨床検査技師の経験を求めていることが多いです。

今の環境に縛られることなく、さまざまな仕事に目を向けてみるようにしましょう。

将来自分がどのような臨床検査技師になっていきたいか今のうちから考えてみることもおすすめです。

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この記事を書いた人

わさお わさお 臨床検査技師/ライター

都内健診センターにて勤務中。自分自身の経験や、周りの仲間から得た臨床検査技師の情報などを発信していきたいと考えている。リジキャリ駆け出しライター。

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