臨床検査技師が活躍できる企業ってどこ?

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臨床検査技師の中でも企業への転職を考えている方も多いのではないでしょうか?

臨床検査技師の働く職場として、病院やクリニック、健診センターなどの医療機関の他に検査センターや治験業界、医療機器メーカーや製薬メーカーなどの企業があります。

特に医療機関から企業へ初めて転職を考えている場合、その会社での仕事内容や給与・福利厚生はどのようになっているのか、医療機関と比べて将来のキャリア設計はどう決められているのか、などわからないことが多いと思います。

この記事では、以下のようなことがわかります。

・臨床検査技師が活躍できる企業の特徴や仕事内容
・企業で働く場合のメリット、デメリット

どのような人が企業に向いているのかや企業で働く時に気をつけることも説明していくので、ぜひ参考にしてみてください!

目次

臨床検査技師が活躍できる企業の種類

臨床検査技師が活躍しやすい企業の種類は大きく分けて以下の3つです。

  • 検査センター
  • 治験関連企業
  • 製薬メーカーや医療機器メーカー

これら全て、学生時代に学んだ知識や医療現場で学んだことが活かしやすい環境になっています。

それぞれの企業での仕事内容

先ほどの3つの企業ではどのような仕事をしているのでしょうか?

企業によって様々なので、一つ一つ確認していきます。

検査センター

検査センターは、病院やクリニックなどの医療機関の次に臨床検査技師が活躍している職場として多いです。全国に約850施設もあり、数人規模の小規模な企業から「株式会社ビー・エム・エル」や「株式会社LSIメディエンス」など数1000人規模の大企業まで様々です。

主な仕事内容としては、検査設備のない小さな病院やクリニックから預かった検体の検査を代行することです。

大企業になると、全国に営業所やラボラトリーを設置し、機器も高度になるため、迅速かつ正確なレベルの高い検体検査が行えるようになります。企業によってはできる検査が異なる場合があり、腫瘍マーカー検査や内分泌検査、微生物学的検査や遺伝子学的検査など各分野の専門的な検査があります。

様々な医療機関から多くの検体が集まるので、検体数は膨大な数になりますが、高い精度と迅速性が求められるため、臨床検査技師としての高いスキルが求められると言えます。

治験関連企業

治験とは、製薬会社や医療機器メーカーが新たに開発した医薬品や医療機器を対象の患者や健常者に使用してもらい、使用後のデータを収集し、有効性や安全性を確認する試験のことです。

治験関連企業には、医薬品の開発を行ったりする企業や病院からの治験業務を請け負う企業など様々があります。

臨床検査技師はとしては、病院側の治験のサポート役である治験コーディネーター(CRC)、または製薬会社側の臨床開発のサポート役である臨床開発モニター(CRA)として活躍する可能性が高いです。

治験コーディネーター(CRC)は、医療機関において治験責任医師・分担医師の指示のもと、医学的判断を伴わない業務や、治験に係わる事務的業務、業務を行うチーム内の調整等、治験業務全般をサポートし、被験者や医師、治験依頼者の間に入って全体をコーディネートしていきます。

CRCは、実際に患者さんと関わる機会が多いですが、事務作業も多いです。

臨床開発モニター(CRA)は、治験の状況を正確に把握するために症例データを収集したり、治験実施計画書に沿って進行できているかといった進歩状況を管理する主な仕事です。治験の開始から終了まで、医師、看護師、CRCと多くのコミュニケーションを取っていきます。

CRAは、医師をはじめとする医療の専門家と関わる機会が多いため、医療関連の深い知識をを身につけることができます。

製薬メーカーや医療機器メーカー

製薬メーカーや医療機器メーカーで働く場合、「アプリケーションスペシャリスト」と呼ばれる営業サポートとして働くケースが多いです。

主に病院やクリニックに訪問し、超音波検査装置などの製品や医薬品の説明などを専門的な知識や経験を活かして行なったり、機器の導入や保守などのサポートを行う仕事になります。メーカーの営業職の人と同行することになる為、フットワークの軽さが特に求められますが、その分、給料をはじめ、福利厚生もしっかりしている環境のところが多いようです。

臨床検査技師が企業で働くことのメリット・デメリット

これらの企業で働く場合、医療機関で働くのと比べてメリット・デメリットが出てくるので詳しく見ていきます。

メリット

医療機関で働いていた時より高収入を得れることが期待できます

企業は業績で収入が大きく変化するため、利益が多い企業であればあるほど高収入が見込めます。また、医療機関より管理職ポストの数が多いため、高収入になりやすい傾向があります。

また、医療機関の時のようなシフト制ではなくなるため、土日祝日で休みを取りやすくなります。

そのほかに、医療の現場で働いていた時のような緊張感やプレッシャーが減ります。

デメリット

まず、「PCスキル」「ビジネスマナー」「コミュニケーション能力」「プレゼンテーション能力」「折衝能力」「事務管理」など医療機関で働いていた時より身につけるべき能力が増えます

また、現場感覚を忘れてしまいます。医療現場から一度離れると、復帰したいと考えた時に現場の感覚を取り戻すのに時間がかかります。

そして、企業が大きければ大きいほど、年功序列がしっかりと存在しており、何をするにも上司の許可が必要になります。

医療機関に勤めていた時以上に、何かあるたび「報連相」を行う必要が出てきます。

企業での仕事に向いてる臨床検査技師

検査センターで検体検査を行う場合は医療機関の時と大きく変わりませんが、それ以外の場合、医療機関から企業へ転職する上で向いていると考えられるのは次のような方だと考えられます。

一般的なビジネススキルを身につけている人

企業では、会社員として働く上でビジネスマナーなどのスキルが必要になります。

特にビジネスマナーは医療機関での勤務にはあまり必要ない場合もありますが、一般企業で働く場合は重視したいポイントです。

ビジネスマナーがしっかりと身についていると、企業で働きやすくなります。


仕事の評価をより給与に反映させたい人

売り上げで個人の職能が評価されたり、昇級試験によってキャリアを形成され、収入アップにつなげることができる実力主義の世界です。

企業は医療機関と比べると評価体系がしっかりしていることが多いので、入社してからのキャリアビジョンが立てやすく、キャリアアップがしやすいです。

自ら積極的に行動して成果を出したい人や上昇志向が強い人は、特に向いています。


検査業務よりコミュニケーションをとることを中心とした仕事がしたい

医療機関での仕事は単純作業の繰り返しになることが多いですが、企業に勤めると自分の社内の人や営業先の人とコミュニケーションを取ることが増えていきます。

特に営業先とのコミュニケーションは、会社の業績にも直結してきます。ゆえに、自分の会社での評価に関わります。

普段から様々な人とコミュニケーションをとることが好きな人は向いています。

企業で働く時に気をつけること

ここまで、臨床検査技師が活躍しやすい企業についてからメリット・デメリット、企業での勤務に向いている人まで見てきましたが、最後に本気で企業への転職を考え始めている方に気をつけるべきことをお伝えしていきます。

まず、医療機関への転職と比べ、転職先が決まるのに時間がかかる可能性が高いです。

臨床検査技師だけでなく、他の医療従事者だった人や一般企業で働いてきた人たちも応募するためライバルが多いと言えます。

さらに、臨床検査技師としての資格は持っていますが、一般企業での勤務経験者と比較したとき、残念ながら臨床検査技師のビジネスマナーやビジネススキルは劣ることあります。

医療機関に転職するよりも、一般企業への転職は難易度が上がると覚悟しておきましょう。

そして、希望する企業の特徴や情報をしっかり調べてから転職に挑みましょう。

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この記事を書いた人

わさお わさお 臨床検査技師/ライター

都内健診センターにて勤務中。自分自身の経験や、周りの仲間から得た臨床検査技師の情報などを発信していきたいと考えている。リジキャリ駆け出しライター。

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