医療者に必要な企業転職のための自己分析とは?

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医療従事者の転職先の幅は広がりつつあり、転職先には企業も含まれています。

しかし医療関係への就職・転職経験のみの医療従事者では、なかなか企業への転職活動は難易度が高いです。

そこで企業への転職で重要な「自己分析」について解説していきます。

目次

転職時に重要な自己分析とは

自己分析は、さまざまな角度から自分を掘り下げて考えると、仕事で活かせるスキルや、長所、向いていないこと、仕事や人生に求めているものがわかってくる取り組みです。

自分のことを深く知っておくと、自分の長所やスキルを活かせる転職先を探しやすくなり、本当に望んでいる生き方がわかりやすくなって、希望の人生への遠回りを防ぐことにもなります。

転職活動で重要になるのが自己分析 

自己分析は、転職活動を始める上でかかせない最初のステップです。

自分自身のアピールポイントを探したり、希望にあった企業選びをしたりするためには、自分について深く理解し、その情報を整理しておくことが重要です。

転職活動における自分の軸を決めて、自分の強みを見つけて言語化して明確にする

まずは、自分の強みを見つけるために5W1Hで過去の出来事を振り返ってみましょう。

・ Where:どんな会社でしたか?

  業界、会社規模、従業員数、企業理念、創業の経緯、社風、会社の知名度など

・W hat:何の商品サービスを扱っていましたか?

  商品、サービス、価格、品質、競合他社との優位性など

・Who:どんな人と関わりましたか?

  社内関係者、パートナー企業の担当者、お客様の属性(法人・個人・年齢層)など

・How:仕事はどのような進め方でしたか?

  お客様へのアプローチ方法、具体的な仕事の進め方など

・When:スケジュールをどれくらいの期間で進めましたか?

  スケジュール、納期、期間、実際のスピード感など

・Why:会社(もしくは自分)は何のために何を目指していましたか?

  会社の目標、個人の目標など

次に書いたものから「自分のできること」を見つけていきましょう。

他にも、仕事に対する自分の希望を「3つの軸」で掘り下げていく方法もあります。

①仕事軸=「どんな仕事をしたいか

②条件軸=「どんな条件を叶えたいか」

③環境軸=「どんな職場環境がほしいか」

そして、具体的なエピソードを交えて強みを言語化しましょう。ポイントとしては次の順で考えると整理がしやすいです。

①自分の強みや特徴をひとことでいうと?

②それを象徴する具体的なエピソードは?

③そこから得られた学びや成果は?

以上を簡潔にまとめることで、応募書類に記載したり、面接時に伝えたりする「自己PR」として活かすことができます。

例をあげてみます。

仕事における私の強みは「何事もコツコツ続けられる力」です。 看護師として初めて病院で働き始めた時、最低限の知識とスキルは身につけていたつもりでしたが、実際の現場ではうまくできないことが多く、患者様を不安にさせてしまうこともありました。ひとの役に立ちたくて看護師になったのに、うまく医療を提供できないことが悔しくて、人一倍カルテを読み、患者様と向き合い、参考書も読み直し、現場でのメモも細かくとるようにしました。 1人で仕事ができるようになった後もより患者さんに安心してもらえるよう、ひとりひとりの患者さんに寄り添い続けたことで、退院のときには「あなたに看てもらえてよかった」と言っていただけるようになりました。 自分に必要な努力だと思ったらコツコツ続けることができます。

実際の選考では、求人広告や企業HPで企業の考えについてしっかりとおさえた上で、自分のスキルがどう活きるかまで考えてPRするとよいでしょう。

自分のキャリアとスキルを棚卸しする

新卒の面接と共通する部分はあるものの「転職活動」においての自己分析は、まずは、自分のこれまでのキャリアを棚卸しします。キャリアとスキルを棚卸しするのは、キャリアプランを明確にしてアピールしていくためにも大切です。

そのため、社会人になってから今までの自分のキャリアについて振り返ってみましょう。

その際、役職や立ち位置だけではなく、どんな仕事に取り組み、どんな成功体験・失敗体験をしたのかについても振り返ることが大切です。

成功体験を積むためにどんな努力をしたのか、失敗体験をどのように克服したのかなど、自分の行動についても具体的に思い出して書き出すと良いです。

次の順番で整理すると進めやすくなります。

・現在を基点に、3ヶ月前、半年前、1年前、2年前、3年前…と携わってきた業務を書き出す。

・それぞれの業務の中で、印象に残っている仕事について具体的なエピソードを書き出す。

(例)「個人病院から大学病院に移動し、新しい業務を覚えた。」「初めて後輩が入社して、仕事を教えた」 「重病の患者様の担当を任された」など、大きなことでも小さなことでも構いません。

・その仕事に挑戦するにあたり、具体的にどんなことを考えて、どんな努力をしたの書き出す。

(例)「業務をスムーズに進めるため、周囲の医師・看護師とのコミュニケーション」 「後輩に教えるために再度学びなおした。」 「患者様の様々な疑問に対して正しい知識で納得性の高い説明をする」など、自分なりの工夫や頑張りを思い出してみましょう。

・具体的に発揮したスキルや能力があれば併せて記載する。

(例)体力面のタフさ、メンタルの強さ、患者さんに目を向けた観察力、患者さんを笑顔にできる明るさ、コミュニケーション力などもアピールポイントになります。

プライベートでの趣味・関心についても振り返る

キャリアやスキルなど仕事の面だけではなく、経験や趣味の中での知識、人脈なども振り返り自己理解を深める必要があります。

一見仕事とは関係がないように思うかもしれませんが、プライベートの自分についても振り返ることが大切です。

特に、これまでと違う業界・職種を目指す方、社会人経験が浅い方は、今まで仕事で発揮できていなかったスキルや能力を活かせる可能性もあります。

これらのさまざまな観点から自分を見つめなおしてみましょう。

 ・知識

例:スポーツ、音楽、アイドル、ゲーム、節約、資産運用…など

・スキルや資格

例:英語、PCスキル、手話、簿記、大型自動車免許…など

・人脈

例:社長、弁護士、海外で活躍する友人宅、芸能人、研究者…など

・経験

例:エベレストに登った、世界一周旅行をした、起業した、ボランティアに参加した…など

転職活動で自己分析はなぜ重要?


次に転職活動で自己分析はなぜ必要なのか見ていきましょう。

自分自身の転職する意義を明確にするため

これまでの医療従事者であった頃のスキルやキャリアが企業でどのように活かせるのかを明確にすることで、自分自身の転職する意義も明確にすることができます。

転職活動をする上で、興味のある業界や職種に絞って企業を探している方が多く、「本当に自分に活躍できる仕事」を理解している人が少ないのではないでしょうか。

自己分析をすることによって、これまで視野に入れていなかった仕事が、本当は自分に向いていると気づくこともあります。

入社してから「自分に合わないかもしれない…」と後悔しないためにも事前にしっかりと見極めておくことが大切です。

自分だけのアピールポイントを見つけて他の志望者との差をつけるため

採用においては、仕事への意欲や人間性はもちろん、入社後に活かせるスキルや能力があるかどうかという点も重視されます。

ただ〇〇科で働いて知識がある、経験があるだけでは他の医療従事者との差がわかりません。数々のライバルがいる中で内定を掴むためには「企業にとって自分がいかに活躍できるそうな人材であるか」をアピールすることが大切です。

自分だからこそ、というアピールポイントを自己分析の中で見つけることで他の志望者との差をつけることができるのです。

自己分析で見つけた自分の強みをアピールする際は、凡庸な表現はできるだけ避けましょう。ライバルが似たようなアピールをしてきた時、凡庸な言葉では差別化できませんので、自分の言葉で言い換えましょう。

(例)

凡庸:コミュニケーション 能力があります。

自分の言葉で言い換え:初対面の人ともすぐ仲良くなれます。

自分の言葉で言い換えると、企業側にも強い印象を与えることができます。

自分の体験を掘り下げれば、表現に「自分らしさ」が出てきます。

自己分析を行うことで考えを整理できるため

できることとしたいこと、やるべきことを書き出したり把握したりして自己分析を行うことで考えを整理できます。

仕事の選び方として「やりたい仕事」と「自分に向いている仕事」という2つの選択肢があります。しかし、「やりたい仕事」と「自分に向いている仕事」は必ずしもイコールではありません。

「やりたい仕事」であっても実際に取り組んでみると「好きだけど得意ではない」「自分の性格には合わなかった」と感じることがあるかもしれません。また、「想像と違った」「会社の風土が合わない」など、理想と現実のギャップに戸惑う可能性もあります。

自己分析を十分に行うことで自分の強みがわかり、その強みを活かせる企業がみつかれば入社後のミスマッチはおきなくなります。

自己分析がやりやすい2つの方法


自己分析がやりやすい3つの方法を見てみましょう。

AI分析ツール

自分の強みや得意なことは、自分でわかっていないことも多いです。AI分析ツールを活用することで、自覚していなかった得意なこと、できること、やりたいことなどを言語化することもできます。

転職したい気持ちがしっかりあっても、自己PRがうまくできない、職務経歴書を書くのが苦手…自分の個性や適正を理解していないと、なかなか文章でのアピールができなかったり、面接でもうまく話せなくなってしまいます。

転職活動のときにAI分析を活用し、AIに自分を客観的にみてもらうことで、自分の強みがわかり、より自分に合う転職活動ができるようになります。弊社でも独自のAI分析ツールを用いて、医療従事者の転職活動をサポートしています。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフはこれまでの出来事で、どんなときにモチベーションが上がったか下がったかを振り返り、自分の価値観を見つけるワークをします。

モチベーショングラフの縦棒の上に+下に−と書いて、縦棒の真ん中のところに横棒を書いて、生誕・幼少期・小学生•中学生・高校生•大学生•現在と書いて、モチベーションが上がった出来事は横棒より上に、モチベーションが下がった出来事は横棒より下に書いていきます。モチベーションが高かったものほど上の方になりモチベーションが低かったものほど下の方になります。

自分史(ライフログ)

ライフログは、人間の過去の経験を長期間に渡りデジタルデータとして年表のようにまとめたものです。

小学校、中学校、高校、大学、社会人1年目、社会人2年目の勉強・仕事、部活・習い事、人間関係、趣味、夢をそれぞれ書き出します。

それらを、楽しかったこと、嬉しかったこと、苦しかったこと、辛かったことに分類していきます。

なぜそうだったのかを3回〜5回深掘りしていきます。

自己分析をして希望の職種へ

自己分析の効果が表れるのは、自分の過去の経験を深く掘り下げて、自分の本当の強みを見つけ出した時です。

その強みをさらに分析することで、「やりたい仕事」だけではなく、「自分に向いている仕事」にも目を向けられるようになります。

転職を迷っている方、不安な方も、まずは自己分析してみましょう。

自己分析して自分をしっかり見つめ直しながら志望動機や自己PR、職務経歴書の作成に取り組んでみてください。

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