最近では、ベンチャーで働く助産師も増えてきました。
さまざまなメディアで、ベンチャーで働く助産師の活躍を目にする機会もありますよね。
夜勤なしで働ける点やクリエイティブな仕事に憧れや興味を持つ助産師も多いのではないでしょうか。
- 自分もベンチャーで働いてみたい
- 助産師が働けるベンチャーはどのような業種があるの?
- ベンチャーではどのようなスキルが求められるの?
ベンチャーに興味を持っている助産師の皆さんへ向けて、この記事では以下の内容について紹介します。
- 助産師が活躍できるベンチャーはどのような業種があるのか
- ベンチャーでは助産師はどのような職種につくのか
- ベンチャーで助産師が求められるスキル
助産師が活躍できるベンチャーの業種を紹介
助産師が活躍できるベンチャーの業種を紹介します。
育児、ウーマンヘルスケア関連のベンチャーIT企業
助産師が活躍できるベンチャーの業種には、育児やヘルスケア関連のIT企業があります。
一例ではありますが、以下のような業種があげられます。
- 育児関連アプリやWEBサイトの運営を行うメディアベンチャー
- 電子カルテの構築、運用を行う医療情報ベンチャー
- 企業と連携し、働く人の健康管理を行うソフトウェアの開発ベンチャー
- 病院と連携した治療・診療補助のアプリ開発を行うベンチャー
どの職種も、これまで学んできた助産師の知識や臨床での経験を生かすことができる企業。
周産期のみではなく、あらゆる年代のヘルスケアに関わることができるので、助産師としての視野や活躍の場が広がります。
サービスを受ける側の医療従事者の気持ちや視点を理解していることは、助産師がベンチャー企業で働くうえで最大の強みとなりますよ。
ベンチャー企業看護師転職サイトでの転職アドバイザー
助産師が活躍できるベンチャーには、転職サイトでのアドバイザーがあります。
現在ではベンチャーが運営する医療職限定、看護職専門の転職サイトも増えてきました。
看護職経験者の転職アドバイザーを募集している医療系転職サイトはとても多いです。
同じ職種の転職経験者だからこそ、アドバイスできることはたくさんあるはず。
これまでの助産師としての経験や知識だけではなく、自分の人生経験も生かして活躍できる業種です。
育児用品、医療機器の開発を行うベンチャー企業
助産師が活躍できるベンチャーには、AIやIT技術を活用した医療機器を開発する企業があります。
自宅や病院で使用する医療機器はもちろんのこと、在宅医療が必要な小児のための医療機器の開発をする企業も。
NICUや小児科での勤務経験のある助産師は、これまでの知識や経験を発揮して活躍できる職種です。
自分自身でベンチャー企業を立ち上げる
- 病棟でもっとこういうものがあったら便利なのに
- もっとこうしたら育児は楽になるのに
- これがあれば育児も病棟業務も楽になる!
そんな思いやアイディアがある助産師なら、自分でベンチャーを立ち上げてみては?
助産師だからこそママの視点や医療者の視点にたった製品やサービスが開発できるはず。
実際に自身でベンチャーを立ち上げて活躍している助産師もいますよ。
ベンチャー企業での助産師の役割
実際にベンチャーで働く場合、助産師はどのような役割を求められるのでしょう。ひとつずつ紹介します。
マーケティング・リサーチ、製品開発
ベンチャーでは助産師はマーケティングやリサーチ、商品開発にも携わります。
製品の開発にあたり、世の中にはどのようなニーズがあるのか、どのような人に製品を届けたいのかをリサーチ・マーケティングを行い、具体的な製品開発へと生かします。
助産師としての経験や知識を生かすことは、これまでにない画期的な製品や、世の中が求めていた製品の開発につながります。
これがあればママたちは楽になるのに、こうなったら病棟業務は楽になるのにという視点がある助産師が活躍できる職種です。
製品の営業
ベンチャーでは完成した製品の営業も助産師の大切な役割。
ママや臨床で働く助産師の立場や気持ちが分かるからこそ、「これが必要」と説得力を持って営業を行うことができるでしょう。
ユーザーと関わることも多い職務です。
実際に自分たちが開発した製品が喜ばれる様子を目にすることも多いので、やりがいを感じやすいのが営業職の醍醐味。
営業職はインセンティブ制度が導入されていることも多く、営業成績をあげることでどんどん年収をあげていくことも可能です。
自分の努力次第では、病棟勤務助産師より年収をアップさせることも可能な職務です。
ユーザーに対するアドバイザー、相談員
子育てやヘルスケア系アプリ開発のベンチャーでは、ユーザーの質問や疑問に答えるアドバイザーや相談員の仕事もあります。
オンラインでの保健指導業務と捉えるとわかりやすいですね。
これまでの助産師としての経験をすぐに生かせる業務内容です。
実際にユーザーと接する業務であり、いわば企業の顔でもあるので、非常に責任ある職務となります。
プロジェクトリーダー、人材育成・マネジメント
ベンチャー企業では助産師は人材育成に携わることも。
病棟でもチームリーダーや日替わりリーダー、プリセプターのような人材育成のポジションがありますよね。
ベンチャーに就職してキャリアを積んでいくと、リーダーや人材育成の役割を任されるようになります。
病棟とは違い、ベンチャー企業はさまざまな経験、職種の人が集まる場です。
それぞれの価値観を認め合う柔軟性や高いコミュニケーションスキルが要求されます。
ベンチャー企業で働く助産師に求められるスキル
ベンチャーで働く助産師には、どのようなスキルが求められているのでしょうか。
スピーディな行動力
ベンチャーで働く助産師には、スピーディな行動力が必要です。
ベンチャーは少人数であることが多く、決裁者がひとりというケースも珍しくありません。
何気なく話したアイディアが即採用され、製品化に向けて動いていくこともベンチャーではよくあること。
ベンチャーで働く助産師には、そのスピード感についていけるだけ行動力と、思いついたアイディアを具現化させていく強い実行力が必要です。
自分で考え行動・発信していく自発性
ベンチャーで働く助産師には、自発性が求められます。
ベンチャーそのものが、新しいものを積極的に生み出していこうという行動力あふれる企業です。
ベンチャーで働く助産師にも、常に積極的に行動、発信していくスキルが求められます。
ベンチャーは若いスタッフが多い職場であることが多いので、病棟のように年功序列の雰囲気はありません。
新参者だから、まだ若手だからと遠慮するよりも、自分の考えやアイディアをはっきりと発信、発言するほうが好まれます。
常に疑問を持ち、新しいものを作ろうとする創造力
ベンチャーで働く助産師には、新しいものを作ろうという創造力が必要です。
世のなかが必要としているのものは何だろう、こういう立場の人に何があれば生活が楽になるのだろうという、相手の立場にたった想像力や柔軟な思考も大切。
助産師として病棟で働くなかで、業務について疑問に思うことや、こういう人にはこういうものがあったら便利なのに、と思うことはありませんでしたか。
それを形にしていくチャンスが、ベンチャーにはありますよ。
柔軟性のあるコミュニケーション力や考え方
ベンチャーで働く助産師には、異業種とも柔軟に関われるコミュニケーション力が求められます。
少人数のベンチャーだからこそ、チームワークは何より大切です。
助産師としての視点や自分の価値観だけにこだわってばかりでは、チームワークは乱れてしまいます。
スピード感が特徴であり、魅力でもあるベンチャー。
より良い方法があればすぐに取り入れて変化していくのもベンチャーの特徴のひとつです。
ベンチャーで働く助産師には、変化のスピードについていける柔軟な姿勢も必要になります。
助産師はベンチャー企業で力を発揮できる
助産師でも、ベンチャーで力を発揮し活躍することができます。
ベンチャー企業側も、臨床助産師としての経験や視点を大いに求め、企業内での助産師の活躍に期待をしています。
これまでの助産師としてのキャリアを生かして、ベンチャーでキャリアアップしませんか。
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